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「いちばんすきな花」初回、“噛み合わない”会話に反響

初回より松下洸平演じる婚約者に逃げられた春木椿
初回より松下洸平演じる婚約者に逃げられた春木椿 - (C)フジテレビ

 12日に放送された、大ヒットドラマ「silent」の生方美久が脚本を務めるフジテレビ系10月期木曜劇場「いちばんすきな花」(毎週木曜22時~22時54分※初回20分拡大)の初回では男女4人それぞれの切ない友情、恋模様が繰り広げられるも、終盤の意表を突く展開にネット上では驚きと笑いの声でにぎわった(※一部ネタバレあり)。

【画像】男女の友情巡る問題に反響…初回場面写真

 塾講師の潮ゆくえ(多部未華子)、出版社勤務の春木椿(松下洸平)、美容師の深雪夜々(今田美桜)、ゆくえの幼なじみでイラストレーター志望の佐藤紅葉(神尾楓珠)の4人を主人公にした本作。初回では、唯一心を許せる男友達に“フラれた”ゆくえ、婚約者を彼女の男友達に奪われた椿、異性と二人になると“勘違い”される理不尽さに苦しむ夜々、大勢友達がいるにもかかわらず濃い関係を築けず孤独にさいなまれる紅葉、それぞれの切実な悩みが描かれた。

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~以下、初回のネタバレを含みます~

 ネット上では終始、4人のうち誰かに自身を重ねる視聴者の声でにぎわい、「身につまされる」「グサっとくる」「しんどい」と共感、同情、反発などさまざまな意見が寄せられていたが、そんな切ないムードが一気に変わったのが終盤、4人が偶然にも椿宅で出会った時のこと。婚約者の純恋(臼田あさ美)と暮らすはずだった新居に引っ越した椿のもとへ「先生の旦那さんですか?」(紅葉)、「春木さんのお宅ですか?」(ゆくえ)と次々に来客が。

 ゆくえは椿の母(美保純)の頼みで花を届けに来たのだが、「純恋(すみれ)のお友達ですか?」と尋ねる椿に、ゆくえは花のことを話しているものと勘違いし、手にしたガーベラを見ながら「ガーベラとスミレってお友達なんですかね? わかんないです。友達かどうかは本人の意志によるものだと思うので」と回答。「そうですかね。本人がそう主張しても違うってこともありますからね」といった調子で、ちぐはぐな会話がスタート。

 結婚を祝福するゆくえに椿がいたたまれない気持ちになる中、引き返してきた紅葉とゆくえが久々の再会。紅葉は椿をゆくえの夫と勘違いし、ゆくえは椿と紅葉が知り合いと勘違い。そうこうするうちに、椿を担当した美容師の夜々が忘れ物を届けに登場し、今度はゆくえを椿の妻と勘違い。「同世代の男女ってだけで関係性決めつけるのよくないですよ」と椿が口にすると、紅葉、夜々が次々に「わかります」と続き、椿は「おふたりのことを言ったんですけどね……」と困惑していた。

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 とりわけ注目を浴びたのが、椿が花を届けてくれたゆくえにお茶をごちそうする流れになったとき。椿がおもむろにゆくえに交際相手の有無を確認したことから、紅葉や夜々が不審に思ったのか慌てて駆け付け「なんでわざわざ確認したんですか?」と疑問をぶつけ、噛み合わないやりとりが延々と展開。

 「奥様になんて説明するんですか? この人、恋人いなくて独身だからお茶だすねって言うんですか。奥様混乱しますよ」(夜々)、「奥様にご迷惑ならわたしは全然……」(ゆくえ)、「奥様にご迷惑だと思う。ゆくえちゃん、嫉妬されちゃうと思う」(紅葉)、「奥様いて彼女いないの当たり前ですよ」(夜々)、「奥様、お買い物ですか?」(ゆくえ)、「奥様、地方に残して単身赴任ですか?」(紅葉)……。椿の事情を知らず「奥様」を連発する3人に、ネット上では「奥様奥様ってwww」「頼むから傷をえぐるな」「話噛み合わなくて面白すぎ」「(いませんと)言わせないであげて」「コント?」「それでも会話がつながるのが凄い」と笑いマークを付けたリアクションが続々。

 そののち椿がとった指輪を巡るある行動のほか、4人それぞれが上手に2人組を作れなかった過去を告白し合う「討論大会のような」場面、椿の「みんなのいい人にはなれるのに誰か一人の一番好きな人にはなれない」との名言も注目を浴びていた。(編集部・石井百合子)

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