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「血と暴力の国」「ザ・ロード」小説家コーマック・マッカーシーさん死去

R.I.P.コーマック・マッカーシーさん(2009年撮影)
R.I.P.コーマック・マッカーシーさん(2009年撮影) - Mark Von Holden / Getty Images for Dimension Films

 映画化もされた「血と暴力の国」「ザ・ロード」などで知られる米小説家コーマック・マッカーシーさんが、現地時間13日にニューメキシコ州サンタフェの自宅で亡くなったとVarietyほか各メディアが報じた。89歳だった。マッカーシーさんの出版社ペンギン・ランダムハウスは老衰と発表している。

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 マッカーシーさんは、1933年、ロードアイランド州プロビデンス生まれ。1965年に「果樹園の守り手」でデビュー。1992年に発表した「すべての美しい馬」で全米図書賞と全米批評家協会賞を受賞。現代アメリカ文学を代表する作家のひとりとして知られる。

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 『すべての美しい馬』はマット・デイモン主演、ビリー・ボブ・ソーントン監督で2000年に映画化。犯罪小説「血と暴力の国」はジョエル・コーエンイーサン・コーエン兄弟によって『ノーカントリー』(2007)として映画化され、アカデミー賞で作品賞を含む4部門で受賞した。

 2006年発表の「ザ・ロード」でピュリッツァー賞を受賞、同作もヴィゴ・モーテンセン主演で2009年に映画化されている。2013年公開のリドリー・スコット監督作『悪の法則』では映画脚本も手掛けた。(編集部・入倉功一)

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