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綾野剛&松田龍平『影裏』さんさ踊りシーン裏話にタジタジ!

『影裏』が初日を迎えた綾野剛&松田龍平
『影裏』が初日を迎えた綾野剛&松田龍平

 俳優の綾野剛松田龍平が15日、新宿バルト9にて行われた映画『影裏』公開記念舞台あいさつに出席。役柄にストイックに向き合うことでも知られる二人だが、劇中“盛岡さんさ踊り”を踊るシーンについて共演者の筒井真理子に裏話を暴露され、タジタジになるシーンも見られた。舞台あいさつには大友啓史監督も登壇した。

【写真】綾野剛&松田龍平、白と黒でクール!

 本作は、沼田真佑の芥川賞受賞作を映画『るろうに剣心』シリーズなどの大友監督がメガホンを取って映画化。岩手に転勤でやってきた今野(綾野)が、釣りを通じて心を通わせていった同僚の日浅(松田)の突然の失踪により、さまざまな心の闇に遭遇する機微を描く。

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 「震災によって、毎日『行ってきます』と言っていた人が戻ってこない……そんな経験をした人たちの気持ちを忘れてはいけないという思いがあった」と作品に込めた思いを語った大友監督。原作は芥川賞を受賞した純文学。その“文学的”な香りを映像に落とし込んだ。綾野も「文学の映像化に成功している作品」と映画を称し、「顔のアップが非常に多い作品。一見、人物のすべてを映そうという意図があるように思うのですが、僕は、顔だけを映すことで、外の世界に蓋をしているのだと感じました」と作品の特徴に触れる。

 一方の松田は、今野と日浅が関係を深めていくキーワードとしてあげられる釣りのシーンについて「あまりに釣りが楽しいので、はしゃぎすぎて熱中症になってしまったんです」と撮影秘話を明かすと「綾野くんはちゃんと日傘を差していたのですが、僕は炎天下で……自然をなめていました」と反省する。

影裏

 大友監督は、綾野と松田が役に向き合う姿勢を絶賛していたが、筒井も「どんどん可愛くなっていく綾野くんと、そこにひょうひょうとしている龍平くんがいる。とても幸せな撮影でした」と目を細める。しかし筒井はやや不満に思っていたこともあったようで、「わたしはさんさ踊りをするシーンがあり、東京からものすごく練習して臨んだんです。それなのに綾野さんと松田さんがあまりにもへなちょこで……」と苦笑い。

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 綾野は「僕たちダンス下手なんです」と白旗をあげていたが、松田が「あれは急に踊ることになったんだよね」と綾野に同意を求める。綾野も「そうだよね。踊るって聞いていたら、ちゃんと習っているはずだから……やっぱりあれは急にやることになったんですよ」と撮影を振り返ると、松田は「気持ちでなんとかなると思ったんだけどね」と発言し客席を笑わせていた。

 また作品のタイトルにちなみ「人知れずやってみたかった職業は?」という質問が飛ぶと、綾野は「箱根駅伝を走ってみたかった」と回答する。「箱根駅伝が大好きで、コースを全部走ったことがあるんですよ」と語ると、松田をはじめ客席も驚いていた。(磯部正和)

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