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ビルが倒壊する映画には疲れた…マーゴット・ロビーが『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』で目指したもの

“ギャングスターレベルの危険度”に立ち戻った『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』
“ギャングスターレベルの危険度”に立ち戻った『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』 - (C) 2019 WBEI and c&TM DC Comics

 映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』の撮影中に取材に応じた主演でプロデューサーのマーゴット・ロビーが、本作のアクションにおいて目指したものを明かした。

【動画】ジョーカーと破局していたハーレイ

 抜群のキュートさとハチャメチャぶりで『スーサイド・スクワッド』(2016)いちの人気者となったハーレイ・クイン(マーゴット)がジョーカーと破局後、新結成する女性だけの最凶チーム「BIRDS OF PREY」の活躍を描く本作。『スーサイド・スクワッド』の撮影中からマーゴットが温めてきた企画で、彼女はプロデューサーとして脚本家、監督探しからキャスティングに至るまで、全てのクリエイティブ面に関わっている。

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 そんなマーゴットが本作で目指したものの一つが、「危険の度合いを抑えたものにすること」だったのだという。「世界が終わってしまったり、ビルが倒壊したり……という危険度じゃないものにしたかった。そういうことをやるにはたくさんのCGIエフェクトが必要だわ。わたしは、そういうのを映画で観るのに少し疲れてしまったと感じたの。街が倒壊するのを見ることに、ちょっと鈍感になってしまっているってね。ほとんど麻痺していたと言ってもいい」と大規模なヒーロー映画が多数作られている昨今、CGIでビルが倒壊するアクションには魅力を感じなくなったと告白する。

 「だからこそ、マフィアやギャング以上に強いものは何もないという“ギャングスターレベルの危険度”に戻るのは素晴らしいのでは? と思った。そしてその危険度は、これまで見たことがないゴッサムの中に抑えられている」と明言。「ゴッサムをニューヨークだとすると、わたしたちの映画はブルックリン、ブロンクス、クイーンズ側の話なの。マンハッタンのようなブルース・ウェインのゴッサムと違ってね」とバットマン映画とは一味違うものになっていると続けた。

 こうしたマーゴットの理想の下、ジャーニー・スモレット=ベル(ブラックキャナリー役)、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(ハントレス役)、ロージー・ペレス(レニー・モントーヤ役)らキャスト陣も生身のアクションに挑むことに。メガホンを取ったキャシー・ヤン監督は「みんな3~4か月かけて、トレーニングをとても一生懸命やった。マーゴを含め、ほとんど全てのスタントを自分たちでしているの」と語っている。追加アクションシーンの撮影には『ジョン・ウィック』シリーズの監督チャド・スタエルスキも参加しており、地に足の着いたしびれるアクションが期待できそうだ。(取材・文:編集部・市川遥)

映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は3月20日より全国公開

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