ADVERTISEMENT

瑛太「心中してもいい」と思うほど入り込んだ役と井浦新への熱い思いを告白

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
井浦新(右)への熱い想いを告白した瑛太
井浦新(右)への熱い想いを告白した瑛太

 俳優の瑛太が26日、都内で行われた映画『』公開記念舞台あいさつに井浦新と登壇。モデル時代から井浦に憧れていた瑛太は、本作での初共演に感激しきり。役者としても全幅の信頼を寄せており、「心中してもいい」と井浦に対する熱い思いを告白した。この日は、長谷川京子橋本マナミ大森立嗣監督も来場した。

【写真10枚】長谷川京子&橋本マナミのドレス姿も!

 本作は、「舟を編む」などで知られる直木賞作家・三浦しをんによる同名小説の映画化。離島を襲った天災の中で生き残った、秘密を抱えた3人の男女が25年後に再会し、逃れることのできない運命に翻弄(ほんろう)されるさまを描いたサスペンスで、主人公の信之とその妻・南海子を井浦新と橋本マナミ、誰からも愛されずに育った幼なじみの輔を瑛太、過去を捨てて芸能界で貪欲に生きる信之の元恋人・美花を長谷川京子が演じる。

ADVERTISEMENT

 劇中、信之が輔の首を絞めるシーンがあるのだが、これは、本番前に井浦が思いついたアイデアで、テストでは台本通りに演じるも、輔演じる瑛太の芝居や表情によって湧いてきた衝動が抑えられず、大森監督に「輔の顔を見ていたら首絞めたくなったんですけど、いいですか?」と許可をもらったのだとか。その時、大森監督は「お前……」と一瞬困ったそうだが、井浦を信じて「やっちゃえ、好きなようにやれ」と背中を押した。そうして作り上げたシーンは印象的なものとなったが、井浦は「あそこ(首を絞めるシーン)以降はテストでやっていないことが繰り広げられていくけど、それを瑛太くんがその場で受けて、芝居なのか素なのか、感じたままにやってくれたから成立した」と相手が瑛太だったからこそ上手くいったことを伝え、その手腕を称えた。

 その言葉を受けて、瑛太は「役としても僕自身としても新さんに対する尊敬があるし、仕事をしているときは全てを受け入れられるので、心中してもいいという気分でずっといた」と吐露。さらに、「之兄(ゆきにい)は輔にとっては守護神なので、死生観が覆されて、生きようが死のうがどっちでもいいという心理状況の中、首を絞められることは何ともない。むしろ、このまま殺してほしいという気持ちがふと芽生える」と撮影中の輔としての気持ちと共に、「楽しくなってきて、新さんとお仕事ができて良かったと思う自分がいた」と自身の気持ちも打ち明けた。そして、「お芝居は予定調和で進むことは多々あるけど、『光』という作品は心と心のぶつかり合いで、どんな衝動が生まれて本番で何やってくれますか? というところは怖い」と言いながらも、「信之と輔が幼い頃、島で一緒に生活して遊んでいたように、去年の夏、新さんと全身全霊でお芝居で思いっきり遊んじゃった気分でした」としみじみと振り返り、満足そうな表情を見せていた。(取材:錦怜那)

映画『光』は11月25日より全国公開中

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT