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『スター・ウォーズ』スピンオフがV2!『ミニオンズ』スタジオの新作は2位

全米ボックスオフィス考

さすがの強さ! - 映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』より
さすがの強さ! - 映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』より - (C) Lucasfilm 2016

 先週末(12月23日~12月25日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、シリーズ初のスピンオフ映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が興行収入6,403万3,768ドル(約70億4,371万4,480円)を稼ぎ出し、危なげなく2週連続となる首位をキープした。クリスマスの振替休日だった26日(月)までの累計興収は3億1,811万9,079ドル(約349億9,309万8,690円)に達している。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)

きゃりーぱみゅぱみゅの曲も!『SING/シング』動画集

 2位から5位までは初登場組がずらりと並んだ。2位は『ミニオンズ』で知られるイルミネーション・エンターテインメントの新作アニメーション映画『SING/シング』で興収3,525万8,145ドル(約38億7,839万5,950円)。動物たちが「歌のオーディション」に参加するさまをヒット曲満載で描いたエンタメ作で、スタジオも満足する好スタートを切った。今週は大作が公開されることもないため、新年にかけて引き続きファミリー層を集めることになりそう。

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 3位はジェニファー・ローレンスクリス・プラット共演のSFロマンス『パッセンジャー』で興収1,505万5,000ドル(約16億5,605万円)、4位はブライアン・クランストンジェームズ・フランコ共演のR指定コメディー『ホワイ・ヒム?(原題) / Why Him?』で興収1,100万2,986ドル(約12億1,032万8,460円)。5位はマイケル・ファスベンダー主演で人気ゲームを実写化した『アサシン クリード』で興収1,027万8,225ドル(約11億3,060万4,750円)だった。『パッセンジャー』と『アサシン クリード』は製作費に対し予想を下回るオープニング興収となってしまったため、今後の巻き返しが期待される。

 そのほか特筆すべき点では、賞レースで存在感を発揮しているデンゼル・ワシントン監督・主演のドラマ『フェンシズ(原題) / Fences』が拡大公開となり25位から7位に大幅ランクアップ。遠藤周作の小説をマーティン・スコセッシ監督が映画化した『沈黙 -サイレンス-』の限定公開も始まり、1館当たりの興収ランキングでは断トツの1位(1館当たり興収3万2,720ドル・359万9,200円)と幸先のいいスタートを切った。

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 今週は、永瀬正敏も出演するジム・ジャームッシュ監督作『パターソン(原題) / Paterson』とスタジオジブリの『海がきこえる』が限定公開される。(編集部・市川遥)

12月23日~12月25日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
2(初)『SING/シング』
3(初)『パッセンジャー』
4(初)『ホワイ・ヒム?(原題) / Why Him?』
5(初)『アサシン クリード』
6(2)『モアナと伝説の海
7(25)『フェンシズ(原題) / Fences』
8(7)『ラ・ラ・ランド
9(3)『オフィス・クリスマス・パーティー(原題) / Office Christmas Party』
10(4)『素晴らしきかな、人生

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