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俳優引退宣言をしたホアキン・フェニックスが心境を語る!

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ミュージシャンは雰囲気から。アキン・フェニックス
ミュージシャンは雰囲気から。アキン・フェニックス - Michael Loccisano / Getty Images

 映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』などで演技派として認められながらも、引退を宣言し、今後はミュージシャンとして活動していくことを表明したホアキン・フェニックスに話を聞いた。

 突然だった引退発言は、長年心の奥底にあったようで「俳優としてはもう十分と自分に言い聞かせて、いつかは辞めようと考えていたんだ。ただ、俳優業以外に没頭できるものに出会えるとは思っていなかった。それが『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』との出会いで変わったよ。ギターを学び、人前で歌う感覚をつかんだことで、音楽界への扉が開かれたような感じがしたんだ」と語るホアキン。

 それがなぜラップだったのか?「それは、昔からヒップホップ系の音楽が好きだったからさ。それに僕らの世代だったら、一度はヒップホップスターの誰かになりたいと思ったことがあるはずさ。本格的にヒップホップの形態でやろうと思ったのは、自分で作詞をし始めてからで、作詞することで、何かしら音楽へのつながりみたいなものを感じたんだ。初めて作詞したときの充実感は忘れられないね!」とその経緯を語ってくれた。

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 気が変わって俳優業引退を撤回することはないのだろうか? 「僕のことを知っている人たちなら、どれだけ真剣なのかわかってくれると思う。僕はフザけてやっているつもりはないし、自分がやりたいことを真剣にやっているだけなんだ。一度辞めた俳優業にやすやすと戻って来られるとも思っていない。僕は、一度決めたらそれをやってみて、過去を振り返らないようにしているだけなんだよ」と熱く語ってくれたが、後々俳優に戻る可能性がゼロではないとも付け加えた。

 映画業界への失望や役への魅力を失ったことはあったのだろうか?「映画業界に満足してないことが理由で、今回の決断をしたわけじゃないよ。今でも、映画は素晴らしいと思っていて、俳優も尊敬している。ただ、昔は脚本を読んだら、あふれ出るような感情から、その役を体験したという気持ちにさせられたこともあったけど、つい最近読んだ脚本には、自分の顔にメークをほどこされているような違和感はあったね」と率直な気持ちを聞かせてくれた。今後、ホアキンはミュージシャンとしてショーン・“P.ディディー“・コムズとともに仕事をする予定だ。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

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