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持ってる男子・森下紫温、初の映像作品『タクミくんシリーズ』で主演!

激推しスター発掘調査隊

タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』森下紫温(もりした・しおん)【第7回:激推しスター発掘調査隊】

プロフィール

生年月日:2002年10月25日
出身地:静岡県
身長:173cm
血液型:A型
趣味・特技:映画鑑賞、写真撮影、プロ野球観戦、ゲーム、アニメ、漫画
芸歴:映画『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』で映像作品に初出演にしてダブル主演。また「戦国送球~バトルボールズ~大阪冬の陣」、「ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学vs六角」と舞台でも活躍。

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PRIVATE 素顔に迫る一問一答

Q:名前は本名ですか?

“紫温”は本名です。「海外でもそのまま使えるような名前に」と両親がつけてくれました。兄、僕、弟、弟と男ばかりの4人兄弟ですが、名前のつけ方はみんな共通しています。

Q:兄弟の年齢は? いくらご飯を炊いても足りなそうですね!

上から22歳、僕が20歳、弟は15歳と14歳の年子で。みんな野球小僧なので、食欲もすごいです。弟はラーメンどんぶりにごはんを山盛りにして食べています。さすがに僕は無理ですけど。

Q:ご自身も野球を?

父親に野球経験があって、とても熱心で。実家に帰ると、父はずっと弟に野球を教えています。弟たちはまだ、ばりばりに野球をやっているので。

Q:お父さんは厳しいですか?

怖くはありませんが、野球に関しては熱いです。あいさつや礼儀については厳しく指導されました。いまとなっては、ありがたいことだなと。

Q:野球のポジションは?

高校3年生まで真面目にやっていて、めっちゃ丸刈りでした(笑)。ポジションはどこでもできますが、最終的にはサードとレフト。いまより体重も12~13キロほど重かったです。

Q:学生時代はどんなキャラクターでしたか?

野球部って明るい子が多かったですが、僕はクラスで盛り上がっている男子たちの隅っこにいるタイプでした。いちおうおまけのように一緒にいるけど、それほどしゃべるわけでもなく、大人しくしているというか。

Q:自身の長所短所は?

長所は、初対面でも誰とでも話せること。あまり人見知りはしません。短所は人前が苦手なことです。上映イベントのときも、とても緊張しました。怖かったです。

Q:自分を動物にたとえると?

周りからはよく、「犬顔だよね」とは言われます。自分ではわかりませんが、性格は犬ではないかも。人見知りはしませんが、自分から人懐っこく話しかけたりすることはできなくて。そういう動物っています? いたらそれなんですけど……なんだろう? 大人しそうな動物……キリンとか? キリンです!

Q:自分の体で好きなパーツは?

泣きぼくろです。(目元を指さしながら)ここにほくろがあるんですよ。兄弟にも、全員ではありませんが、同じところにほくろがあったりして。気に入ってます。

Q:芸能界を目指すきっかけは?

僕、食べることが大好きで。テレビなどを観ていると、バラエティー番組やグルメロケでおいしそうなものがたくさん出てきますよね。それで「おいしいものを食べている人=芸能人か、会社の社長さん」というイメージがあって。おいしいものを食べるにはどっちかしかないなと。でも勉強は得意ではなくて。アニメや映画を観る機会も多く、人に夢を与える世界である芸能界への漠然とした憧れもありました。だからがんばって、お寿司とか食べたいです(笑)。

Q:俳優への憧れはどのように?

普通に人生を送っていたら過ごせない人生を送れる、不思議な職業ですよね。アニメが好きなのですが、その世界観へ実際に入れる、唯一の職業とも言えます。それへの憧れがあって、いつかやってみたいと思っていました。

Q:好きなアニメ作品は?

いろいろ観るんですよ。「ONE PIECE ワンピース」も好きなんですけど、もうちょっとマニアックな作品も言いたいな……。最近は、「ブルーロック」にハマっています。サッカー漫画が原作で、自分も10年間野球をやっていたこともあってスポーツが好きなので。

Q:写真を撮るのが好きだとか?

趣味とまではいきませんが、人を撮るのが好きです。韓国アイドルが好きで、格好いい男の子への憧れがあるんです。それで友達とSNS用の写真を撮りにいったりして、格好よく撮ってあげるのが得意で。「盛れてるやろ?」って。

Q:SNSが好きなのですか?

SNSを始めたきっかけは、芸能活動のためでした。自分からアピールしていけるタイプではないし、目立つのは苦手なのですが、この道に進むことを前提に始めて。一歩を踏み出す前に、自分の見られ方、表現の仕方が少しずつわかるようになりました。SNSをきっかけに僕を知ってくださった方もいて、やっていて本当によかったなと。

Q:計画を立てて、実行していくんですね?

「×年後にはこのぐらいになっていたい、そのためにはいまこうしておかないと」とか、「いまこれをやっていても意味がないかも」とか。かなり考えるタイプです。

Q:体重を落としたのも、計画に沿った行動だったのでしょうか?

高3で野球を辞めるまで、甲子園やプロを目指すくらいに本気でやっていました。でも高校で野球は終わりにしようと考えたとき、じゃあそのあとどうしよう? と。自分のなかで芸能の道に進むという選択肢が生まれ、それですぐ、とりあえず痩せよう! と思ったんです。野球をしているとたくさん食べるので、顔に肉がつくんですよ。

Q:ダイエットの方法は?

体に悪いことはやらないようにしようとネットでいろいろ調べて。一日に水を2リットル飲むとか、いくつかの方法を組み合わせました。学校もあるので、生活リズムのなかにとりこんでいき、1か月半~2か月ほどで10キロ近くを一気に落としました。

Q:演じてみたい役柄は?

ちっちゃいころからヒーローもの、スーパー戦隊や仮面ライダーを観ていたので、やっぱり特撮の世界に憧れがあります。それがいまのところの、ひとつの目標です。

Q:生まれ変わるなら何になりたいですか?

大谷翔平選手! 野球が楽しいだろうな……と、うらやましくなります。体格や運動神経に恵まれているのはもちろんですが、努力をし続けられるからこそあれだけの成績を残せているのだと思うんです。僕も、あんなふうに努力ができる人になりたい。そういう意味でも、大谷選手になってみたいです。

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INTERVIEW インタビュー

Q:『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』への出演が決まったときの感想は?

事務所に所属して初めて受けたオーディションだったので、電話で知らされたときは叫ぶくらいに嬉しくて。そのあと撮影が近づくにつれ、「原作の読者やシリーズのファンがたくさんいる作品で、そうした方々に観られるんだ……」と自覚しはじめ、だんだんと不安が大きくなっていきました。最終的には緊張しかないくらいで。

Q:寝られました?

クランクインの前日は、寝られませんでした。人生のなかで、これまでも緊張することはありましたが、寝られないってことはなくて。そのことがさらに不安を助長させました。「明日大丈夫かなぁ……? 寝れないのに」という感じで。初日は撮影するシーンも少なくて、まあなんとか乗り切りましたけど。

Q:演じた葉山託生は人間接触嫌悪症で、同性に好意を抱くという役どころですが?

人間接触嫌悪症というのは現実には存在しないし、そういう意味では特殊かもしれません。でも性格的には根暗でもなければ人間嫌いでもなくて。内気な性格で、いろいろと自問自答しながら人間関係を構築していく姿が自分と似ているなと。僕も「あのとき、こう言えばよかった」「ああすればよかった」と考えてしまうタイプだったりするので。演じる上では人間接触嫌悪症の症状って? と考えても正解はないので、そこは大変でした。

Q:加藤大悟さん演じる崎義一(=ギイ)への感情はどのように理解しましたか?

まったく初めての現場で慣れていない自分をリードしてくれたのが大悟君だったんです。だから自然と、タクミとギイのような関係性になっていました。大悟君はギイに近しい要素を本当に持っているので、すんなりと受け入れられたような気がします。

Q:意識的にコミュニケーションを取ることもなく?

そうですね。大悟君からコミュニケーションを取ってくれることが多くて。撮影2日目の前日だったか、大悟君が「ウチに来なよ」と誘ってくれて家に行って。2人で台本の読み合わせをしたりしながら、だんだんと距離が近づきました。僕はそんなふうに自分から誘えるタイプではないのでありがたかったです。

Q:本当にタクミとギイのようですね?

そうなんですよ。だから役としての関係性を受け入れるのも早かったのだと思います。

Q:ギイに壁ドンされた感想は?

女の子が、壁ドンにキュンとする気持ちがちょっとわかったような気がします。大悟君は背が高く、僕とはかなり身長差があって。上から壁ドンされるとイケメンが画面いっぱいになる感じで、確かにキュンとしました(笑)。

Q:なぜタクミはギイに惹かれたと思いますか?

タクミは人間接触嫌悪症なので、ほかの人が見たら、かなり変わった子に見えると思うんです。そのなかで学年一のスパダリで、みんなからの注目の的であるギイだけが唯一、タクミ君のことを変人扱いしなかった。それが気持ちが傾いたきっかけだったのかなと。

Q:完成した映画を観た感想は?

映像作品に出演させていただくことも初めてで、やっぱり恥ずかしさもあって、いろいろと思うところがありました。自分なりにタクミ君を理解しようとがんばって役づくりをしたり、演じたりしたことがこうしてカタチになり、観てくださる方々に届くのは本当に嬉しいことだなと。

Q:映像作品が、まったくの初めてだったんですね!

そうなんです。だからこそ緊張しました。「こんな至近距離で顔を撮られるんだ!」と撮影の仕方もまったく知らなくて。一瞬のシーンでも、別の角度から撮ったり、手元だけを撮ったり。こうやってつくられるんだというのを初めて知りました。驚きと発見の連続、まさに未知の世界でした。

Q:台本の順番に撮るのかと思いますよね?

そうですよね(笑)。もちろん自分のなかでしっかりと気持ちをつくってそれぞれのシーンに取り組みますけど、必ずしも台本通りに撮るわけではなくて。クライマックスのシーンを撮影2日目に撮ることもあって、できあがりを観るまで、ちゃんと感情が繋がっているのかな? と心配でした。

Q:ちゃんと感情が繋がっていましたか?

繋がって……繋がってました! 「もっとこう表現する方がタクミ君により近づけたのかな?」などと反省点が出てきましたけど、作品としてできあがったものを観たときはやっぱり感動しました。

Q:演じるって面白い! と思えるところまでいけましたか?

面白いです。演技経験自体が少ないこともあって、撮影中に大悟君と監督が、都度都度助言してくださって。それでだんだんと、こういう表現もあるんだ! と学んでいきました。正解はないし、人それぞれいろいろな解釈がある。難しいですけど、撮影の後半になっていくにつれ、より役に入っていけるような感覚もあって。もともと俳優志望ですが、演じるって楽しいなぁと思うようになっていました。

取材・文:浅見祥子 撮影:尾藤能暢

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【インフォメーション MOVIE】

実写化されてきた、ごとうしのぶの小説「タクミくんシリーズ」を新たに映画化した青春ロマンス。全寮制男子高校を舞台に、タクミこと葉山託生とギイこと崎義一がさまざまな出来事を通して惹(ひ)かれ合っていく。前シリーズに引き続き、監督は横井健司。森下紫温と『『ヒプノシスマイク ーDivision Rap Battleー』Rule the Stage《Bad Ass Temple VS 麻天狼》 ーCinema Editー』などの加藤大悟が主演を務め、その脇を中山咲月、高橋璃央、野口友輔らが固める。

映画『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』は公開中

~公開スケジュール~
7月8日から シネ・ヌーヴォ
7月14日から シネマサンシャイン沼津
7月22日から シネ・ヌーヴォX
近日公開 シネマスコーレ

(C) 2023 ごとうしのぶ/KADOKAWA・「タクミくんシリーズ」製作委員会

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