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アベンジャーズ新世代ヒーロー誕生!『シャン・チー』に大興奮!

 『アベンジャーズ』シリーズのマーベル・スタジオが、新しいヒーローの誕生を描くアクション大作シャン・チー/テン・リングスの伝説がついに公開。最強の武術で世界を救う、マーベルの新時代を背負って立つヒーローの魅力を、映画をいち早く鑑賞したシネマトゥデイ編集部きってのマーベルファン、入倉と倉本が熱く語ります。

マーベル新ヒーローはここがカッコいい!

入倉:マーベルの新ヒーロー、すごかった! シャン・チーって一見、親しみやすいお兄さんっていう感じで良い意味でヒーローっぽくないんだよね。仕事もホテルの配車係で、仕事が終わったら友達と飲んでカラオケで熱唱したり、私生活も僕らとそんなに変わらない。そんな身近なお兄さんが、悪党に襲われた瞬間に豹変してものすごいアクションを見せるからぶっ飛んだ。子供の頃、初めてジャッキー・チェンを見た時の興奮を思い出したよ。

倉本:往年の武侠映画、カンフー映画、アクション映画の影響を感じました。物語の核となっている父と子の物語は、まさにそうしたアクション映画に通じるもの。シャン・チーはアクションも本格派ですし、クスっと笑えるコメディー要素も絶妙じゃないですか?

優しく見えて実は強い! シム・リウの体現したヒーロー像が魅力的!

入倉:もっと骨太なヒーローなのかと思っていたけど、誰に対しても優しくて礼儀正しかったりするんだよね(笑)。友達の家で朝ご飯を食べたら、ちゃんと食器を片づけたり(笑)。演じたシム・リウの穏やかな佇まいが最高で。

倉本:シム・リウは表情も素晴らしいですよね。敵と戦っている時の頼もしい顔、父シュー・ウェンウーとの確執を語る時のつらそうな顔、喜怒哀楽がすごく伝わってくるんです。シャン・チーをこんなに魅力的に演じたシム・リウは高評価ですし、彼の才能を見抜いた監督には拍手を送りたいです! それに、過去のマーベル映画と比較しても、ここまでヒーロー誕生の物語を深掘りした作品って今までなかったと思うんです。オリジンストーリーを描く映画としては、マーベル作品史上最高傑作といっても過言ではありません。

入倉:正義の心を持った息子が、悪に染まった父親と戦うという物語も王道で、誰もが入っていきやすいよね。冒頭からしっかりとシャン・チーのキャラクターと背景が描かれているし、入り込みやすさも意識した作りになっていると感じたな。

倉本:そう、マーベル初心者にも親切な作品だと思うんです。マーベルファンなら聞いたことがあるであろうテン・リングスについても、組織の概要や、過去にどんなことをしてきたのか、そのバックストーリーを丁寧に説明してくれる。過去のマーベル作品から再登場したキャラクターについても、ちゃんとこれまでの行動に関する説明があるので、本作だけでも十分わかる構成になっているんです。

入倉:監督のデスティン・ダニエル・クレットンは『ショート・ターム』や『黒い司法 0%からの奇跡』などでしっかりとしたドラマを撮ってきた実績があるから、家族の物語を描くのもやっぱり巧みなんだよね。

トニー・レオンが演じる父親は悪役として申し分ないカリスマ性!

倉本:父シュー・ウェンウー役のトニー・レオン、本作でさらに大好きになりました。悪役なんですけど、不思議と彼の魅力に入り込んでしまうというか。

入倉:マーベルに限らず、ヒーロー映画ってやっぱり悪役が一番重要じゃない? そういう意味でもトニー・レオンはベストチョイスだと思う。アクションもできるし、アジア圏の俳優を知らないアメリカの観客にもわかるくらい、実力もカリスマ性も十分。シム・リウも、そんなトニーを相手にしても抜群の存在感がある。二人の演技合戦が、父を越えていくシャン・チーの物語にリンクしている気がしたな。あとシム・リウさん、脱いだら筋肉がものすごくて! あのギャップはオークワフィナじゃなくても見とれるよ!

倉本:心身共に最強ですよね!

入倉:まさにアジアを代表するマーベルヒーローの誕生だね!

世界の運命をかけた壮大なバトル!

世界の命運を握るのはこの三人!

倉本:テン・リングス、僕たちが想像しているよりずっと大きな組織でしたね。彼らは歴史の転換点となる出来事の裏で暗躍していて、何百年も暗躍し続ける組織をまとめるシュー・ウェンウーはただ者ではない。当初は馬に乗っていたのが、現代では最先端の技術を駆使した忍者に進化していて、時代と共に彼らもアップデートしていくさまを観るのも楽しいんですよ!

入倉:シャン・チーって、ブラック・ウィドウやホークアイみたく肉体的には普通の人間だから、戦う相手もマフィアくらいかと思ってたら、敵が何百年の歴史に見合う規模の巨大組織でびっくり。これを相手に一人で戦うの? 大丈夫なの? みたいな(笑)。

倉本:世界中を常に監視しているような巨大モニターもありましたしね……。彼らが今後のマーベル映画にも登場したら、ヒーローたちはどう立ち向かうのでしょうか? 今後の展開を考えるだけでもワクワクが止まりません!

入倉:さらにテン・リングス以上に壮大な設定も用意されていて、二重に驚かされた。世界が人知の及ばない、偉大な存在に支えられているんだという発想もアジア的で共感しやすい。

倉本:東洋の伝説も盛り込まれていて、リアリティーとファンタジーのバランスが絶妙。壮大なアクション大作だからこそ成り立つ世界観ですし、マーベルも東洋文化をうまく取り入れることができていますよね。

入倉:想像の何倍もファンタジックな映画だったよね。クライマックスのバトルは、日本人ならみんな興奮するはず!

倉本:日本のマンガに影響を受けたような描写も見られますしね! 監督は「ドラゴンボールZ」を見て育った世代だそうです。かめはめ波を参考にしたシーンもあると言っていたので、ぜひ発見してほしいですね!

入倉:シム・リウも、子供のころ「パワーレンジャー」(英語版スーパー戦隊)の全エピソードを観ていたと豪語するくらいのファンらしいし、日本がマーベル作品に影響を与えているのはうれしいね。

マーベルファン注目の要素も!

入倉:あとテン・リングスって、実は『アイアンマン』から名前は登場しているんだよね。そうした、知っているとニヤリとできるポイントもしっかり抑えられている。『アイアンマン』の時はテロ組織の名前としか思ってなかったけど、実はこれまでのマーベル作品でも暗躍していたんじゃないかって想像が働いて楽しいね。

倉本:マーベル作品を追ってきた方ならビックリする意外なキャラクターも出てきます。ファンとしては、新ヒーロー誕生にあえてマーベル初期のヴィランを再登場させることで、楽しさ倍増なんですよね。シャン・チー誕生物語と一緒に、テン・リングスのオリジンストーリーも堪能できて、1本の映画でも違った楽しみ方があります。

入倉:全く新しい物語を紡ぎながら、物語を邪魔しない程度にコアなファンを驚かせる要素を入れてくる。あらためて、マーベル映画の懐の深さを実感したね。

倉本:『ドクター・ストレンジ』のウォンが再登場したこともうれしかったですね。というのも、マーベル・スタジオ作品においてメインで活躍しているアジア系ヒーローは、これまでウォンしかいなかった。だから、シャン・チーの先輩としてウォンが出てきたのかなと。アジア系ヒーローがアッセンブルした瞬間です!

初体験のアクションが連発!

一気に引き込まれるサンフランシスコのバトルは必見!

入倉:サンフランシスコの街中を走るバス内のアクションは、ジャッキー世代としては大興奮! 狭い空間の中でジャケットを利用して戦ったりアイデア満載だし、久々に映画館のスクリーンですごい格闘シーンが観られてうれしかったよ。

倉本:あのカメラワークも最高ですよね! バスの中を映したと思えば、シャンチーが敵を倒していくさまを窓の外から追っていく演出。疾走感があって興奮しっ放しでした。

入倉:そのあたりのカメラワークはすごくマーベル的だよね。バスが街中を疾走する場面なんかは、同じくサンフランシスコが舞台の『ザ・ロック』みたいで、1990年代の名作アクションを思い出す。若い世代にとっては新鮮なんじゃないかな。

倉本:「1対複数」という構図もすごくアジア的だなと思います。シャン・チーと敵の親玉だけでも成立するファイトシーンで、あえて手下を複数人追加するところは、東洋のアクション映画のいいところを取り入れているんですよね。

入倉:椅子で戦いだしたら興奮で死んでたかも(笑)。あとシャン・チーたちがある場所を訪れるシーンで、巨大ビルを覆う勢いで、竹の足場が組まれている。ここでアクション来るでしょ! ってうれしくなっちゃったよ。

倉本:あのシーンはアクションも立体的で、空間を上手く使っていますよね! 本作のアクションコーディネーターは、ジャッキー映画でスタントを務めていたブラッド・アランさんなんですよね。マーシャルアーツに精通しているブラッドさんの存在も、本作のアクションにいい影響を与えています。

入倉:彼はジャッキーと実際に戦っていた人だからね。香港アクション映画への愛を感じる。

倉本:そして組織の名前にもなっているテン・リングス、これがめちゃくちゃ万能な武器なんですよね! 波動攻撃を繰り出せるし、飛び道具としても活用できてしまうんです。

入倉:コミックでは指輪だけど、映画では腕輪になっていて、予想外の使い方で戦うという。

倉本:腕輪を武器として使う映画って珍しいですよね。テン・リングスの強さを侮っていました……。

入倉:サノス軍を相手にしても一人で立ち向かえるんじゃないかっていうレベルの強さ。ムチにもなるし、飛び道具にもなるし、防具にもなるし。着けていれば不老不死だし。もうオーバースペックですよ。インフィニティ・ストーン並みの力があるんじゃないか?

倉本:その通りです! マーベル作品全体でも最強クラスの武器ですよ。

入倉:格闘だけじゃなくて、剣に棒術、弓矢、ヒョウとか、武器を使ったアクションもふんだんに用意されているのも良かったね。

シャン・チーの妹シャーリン(メンガー・チャン)の華麗なアクションにも注目!

倉本:これまでのマーベル映画って、銃とか剣とか西洋の武器が中心だったんですよね。逆に本作では、東洋のアクション映画で見られるありったけの武器を使って戦っています。戦闘スタイルも新鮮ですし、往年のアクション映画へのオマージュも見られるので、すごく楽しい。トニー・レオンやミシェル・ヨーといった、アジアを代表するベテラン俳優もアクションで魅せてくれますよね!

入倉:そして、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のクライマックスに匹敵するような、壮大なバトルも待っている。生身のアクションにスペクタクルシーン、映画館のスクリーンで観るべき映像だらけだった! あと大事なのは、アジア人として、シャン・チーが俺たちのヒーローなんだと思えたところかな。みんながジャッキーの真似したみたいに、今の子供たちにも、シャン・チーごっこをしてほしいなと思ったり。

倉本:確かに! シャン・チーって子供の頃に憧れた漫画やアニメのヒーローに近い存在だったりもしますしね。

入倉:もし自分が小学生でこの映画を観たら、柱を殴って鍛え出すかも(笑)。

倉本:どこか現実的だし、将来シャン・チーのようになれるのでは? って思っちゃいますよ!

入倉:さっきも言ったように、穏やかで礼儀正しいヒーローだから、子供たちの規範にもなれるよね。アベンジャーズにも参加してほしいし、チームを精神的に支える存在になれるんじゃないかな。これからのマーベルを背負って立つことは間違いないから、ぜひ劇場で活躍を観てほしいね!

映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は全国公開中
オフィシャルサイトはコチラ>>

(C) Marvel Studios 2021

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