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2018年、注目の洋画はコレだ!

今週のクローズアップ

 ついに12月に入り、2017年ももう終わり。邦画全盛といわれる映画界において、洋画が大健闘だった今年は、シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で幕を閉じそうですが、2018年はどんな作品が控えているのでしょうか。来年の日本公開がすでに決定している注目作や、全米公開が決まっており日本公開も期待される作品など、大作揃いの洋画界をひと足先にチェックしちゃいましょう!(編集部・浅野麗)

スピードもユーモアもグレードアップした待望の続編でキックオフ!

キングスマン:ゴールデン・サークル
(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

キングスマン:ゴールデン・サークル』 1月5日公開

 コリン・ファースがキレッキレのアクションを披露し、世界的ヒットを記録したスパイ映画『キングスマン』、待望の続編が新春第1弾として登場。前作に続き、『キック・アス』や『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』などのマシュー・ヴォーンが監督を務め、前作で大抜擢となったタロン・エガートン、やコリンも続投。イギリススパイらしいスタイリッシュなスタイルとユーモア、切れ味抜群のアクションで今回も魅了してくれます。加えて、オスカー女優ジュリアン・ムーアがキュートながら恐ろしい敵組織のボスに扮するほか、アメリカの同盟組織“ステイツマン”の面々として、ジェフ・ブリッジスハル・ベリーチャニング・テイタムらが参戦するなど、まさしくグレードアップ! ヴォーン監督は、第3弾の構想やスピンオフの可能性があることを公言しており、今後ユニバース化も期待されます。

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冬にぴったり!かわいくて“もふもふ”なアイツが帰ってくる!!

パディントン
(C) 2017 STUDIOCANAL S.A.S All Rights Reserved.

パディントン2』 1月19日公開

 世界的な人気を誇る児童小説「くまのパディントン」の実写化第2弾。思わず触りたくなる“もふもふ”感、たまらなく愛くるしいパディントンのキャラクターに、世界中の人々が虜となった前作『パディントン』。待ちに待った続編では、イギリスを代表する人気俳優のヒュー・グラントが落ちぶれ大物俳優に扮し、パディントンと彼の家族であるブラウン一家と対立。ファミリームービーらしい様々な変装姿で楽しませてくれます。そして、やはり期待せずにはいられないのが、パディントンのかわいすぎるシーンの数々。すでに公開されている予告編映像などでは、犬に乗って街を駆け回る姿、静電気で顔周りの毛が立ちまくりの姿、窓ふきをするため全身泡だらけになりおしりをふりふりする姿、そして極めつきのピンクの囚人服姿と、見れば思わず口元が緩まずにはいられないパディントンが満載! 寒い冬、心から暖かくしてくれること間違いなしの作品です。

女性初のオスカー監督キャスリン・ビグローが手掛ける実録サスペンス

デトロイト
(C) 2017 SHEPARD DOG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

デトロイト』 1月26日公開

 映画『ハート・ロッカー』で女性として史上初のアカデミー賞監督賞を獲得したキャスリン・ビグロー監督の最新作。『ハート・ロッカー』では、イラクで爆発物処理に従事するアメリカ軍人を、続く『ゼロ・ダーク・サーティ』では、CIA女性分析官を通してビンラディン殺害計画を描くなど、これまで史実に基づいた骨太な作風で賞レースを席巻してきた彼女が、今回選んだのは1967年にアメリカで起きたデトロイト暴動の一夜。白人警官の不当な扱いに対する黒人の不満から起こり5日間続いたもので、本作では3日目の夜、あるモーテルで起きた事件を題材にしています。夏に公開された本国アメリカでは、メディアがこぞって称賛したこともあり、ビグロー監督の実績含め、アカデミー賞へのノミネーションが早くも有力視されている本作。日本での公開は、ノミネーションが発表される週の週末とあって、注目度も高まります。

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アカデミー賞最有力候補!?最恐母VS警察のダークコメディー

スリー・ビルボード
(C) 2017 Twentieth Century Fox

スリー・ビルボード』 2月1日公開

 アカデミー賞の行方を占う上で注目されるトロント国際映画祭の観客賞を受賞し、同時期に行われていたベネチア国際映画祭でも脚本賞を獲得するなど、まさに本年度のアカデミー賞最有力候補として、早くも頭角を現してきているのが本作。『セブン・サイコパス』などで知られる鬼才マーティン・マクドナー監督が、「強い女性を描きたい!」とフランシス・マクドーマンドを想定して最恐母を作り上げた本作は、最愛の娘を殺された母親と、一向に犯人をあげない無能な警察のバトルが勃発する中、事件の謎が徐々に解決していくというストーリー。あて書きされたフランシスの強烈なキャラクターはもちろん、これまたあて書きされたというサム・ロックウェル演じる暴力的な警官ディクソンも印象的と評判であり、実力派俳優が揃っている作品だけに、女優・男優賞もそれぞれ有力な候補になるのではとウワサされています。本年度賞レース筆頭作品だけにチェック必須です!

ヒュー・ジャックマン×『ラ・ラ・ランド』音楽チームで注目のミュージカル

グレイテスト・ショーマン
(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

グレイテスト・ショーマン』 2月16日公開

 ヒュー・ジャックマンが再び歌と踊りをスクリーンで披露する本作は、19世紀に活躍した伝説のエンターテイナー、P・T・バーナム伝記ミュージカル。突如、仕事を失った主人公が自らの第二の人生として選んだエンターテインメントの世界を舞台に、卓越したアイデアと野心で世界中を熱狂させる様子の一方、ヒューとミシェル・ウィリアムズが演じる夫婦や、ザック・エフロンゼンデイヤが演じる若いカップルのロマンチックな愛の物語も描かれており、まさしくバレンタイン時期にぴったりの最強エンタメ作品になっています。加えて、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞歌曲賞を受賞したコンビが音楽を担当。マイケル・グレイシー監督が「題名を聞くと歌が浮かぶ、そんな作品にしたい」と語る極上の音楽にも期待が高まります!

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国王でありヒーロー、マーベルコミックス初の黒人ヒーローがついに登場!

ブラックパンサー
Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

ブラックパンサー』 3月1日公開

 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でデビューした、マーベルの新ヒーローであり、初の黒人ヒーロー、ブラックパンサー。漆黒のスーツに身を包んだ、その名の通りヒョウのようなしなやかな動きでアクションをこなす姿にさっそく魅了されてしまったファンも多かったはず。主演は『42 ~世界を変えた男~』でメジャーリーガーのジャッキー・ロビンソンを、『ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~』ではファンクの帝王“JB”を熱演したチャドウィック・ボーズマン。宿敵には続編も決定している『クリード チャンプを継ぐ男』のマイケル・B・ジョーダン、その他オスカー女優のルピタ・ニョンゴなど、アフリカ系アメリカ人の注目スターが勢ぞろい。スパイ映画の要素もふんだんに盛り込まれているそうで、これまでのマーベル作品とは一味違ったテイストが感じられるかも。4月に公開されるシリーズの第3弾『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に繋がってくる作品としても見逃せません!

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鬼才ギレルモ・デル・トロ監督が放つダークなおとぎ話

シェイプ・オブ・ウォーター
(C) 2017 Twentieth Century Fox

シェイプ・オブ・ウォーター』 3月1日公開

 映画『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』などの鬼才ギレルモ・デル・トロ監督の最新作であり、今年行われた第74回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞に輝いた注目作。声を発することができないヒロインと謎のクリーチャーとのラブストーリーである本作は、デル・トロ監督版“美女と野獣”とも評されており、デル・トロ監督の真骨頂ともいえる圧倒的な映像美で描かれるダークファンタジーの世界に期待が高まります。ヒロインを『パディントン』シリーズのママ役でもおなじみのサリー・ホーキンスが演じるほか、彼女の親友にオクタヴィア・スペンサー、執拗かつ残忍に追い詰めるエリート軍人にマイケル・シャノンなど、実力派キャストが名を連ねており、こちらもアカデミー賞のノミネート候補として盛り上がりそうです。

ピクサー長編アニメ最新作!舞台はガイコツだらけの死者の国!?

リメンバー・ミー
(C) 2017 Disney / Pixar. All Rights Reserved.

リメンバー・ミー』 3月16日公開

 『トイ・ストーリー3』の監督と製作チームが再集結したディズニー/ピクサーの長編アニメ最新作は、1年に1度だけ亡くなった家族に会えるというメキシコの祝祭・死者の日と音楽をテーマにした作品。音楽を禁じられながらも伝説のミュージシャンに憧れてギターを弾き続ける少年ミゲルが、あるギターを手にしたことをきっかけに、死者の国に迷い込んでしまうミステリーアドベンチャーです。舞台は死者の国とあってガイコツだらけの世界ですが、ひょうきんでどこかかわいらしいキャラクターに、テーマパークのようなきらきらとした世界観とディズニー映画らしさはもちろん満載。どんな感動を巻き起こしてくれるのか楽しみです。また、恒例の同時上映は『アナと雪の女王』の人気キャラクター・オラフをフィーチャーした22分の短編『アナと雪の女王/家族の思い出』となっており、『アナと雪の女王』の続編に向けてこちらも見逃せません!

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アンジーの出世作がリブート!新ヒロインはアリシア・ヴィキャンデル

トゥームレイダー ファースト・ミッション
(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.

トゥームレイダー ファースト・ミッション』 3月公開

 『トゥームレイダー』といえば、アンジェリーナ・ジョリー主演で2度に渡り映画化され、世界的なヒットと共にアンジーの人気を確固たるものにした出世作ですが、そんな人気映画が今最も勢いのある女優アリシア・ヴィキャンデル主演でリブート。タンクトップにカーゴパンツというおなじみの姿で、弓や拳銃を手に、海やジャングルで激しいアクションに挑む姿が早くも話題です。また、アリシアといえば、『リリーのすべて』で第88回アカデミー賞助演女優賞を受賞したオスカー女優ですが、アンジーが『トゥームレイダー』に主演したのも、『17歳のカルテ』で同賞を受賞してまもなくの頃。同タイミングで同じ映画に主演するとあって、その人気と知名度を確固たるものにする代表作になるのではと期待も高まります。

マーベル代表スーパーヒーローチーム『アベンジャーズ』シリーズ第3弾!

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 4月27日公開

 『スパイダーマン:ホームカミング』に『マイティ・ソー バトルロイヤル』と今年も絶好調だったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。2018年は先述した『ブラックパンサー』に続き、『アベンジャーズ』シリーズの第3弾がいよいよ登場! なんと本国アメリカよりも日本公開の方が早い(全米公開は5月4日)というから驚きです。最強の悪役・サノスを倒すべく史上最多のヒーローが共闘すること、また、今作で卒業することになるキャラクターもいるとマーベルスタジオの社長が認めているなど、ゴールデンウィークの公開まで話題が尽きることはなさそうです。

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新田真剣佑も参戦!新世代パイロットたちによる新たな戦い

パシフィック・リム:アップライジング
(C) Legendary Pictures / Universal Pictures.

パシフィック・リム:アップライジング』 4月公開

 日本でも新田真剣佑の参戦が早くから話題になっていた『パシフィック・リム』の続編。撮影延期、それによるデル・トロ監督の降板と、様々なトラブルがありながらも無事完成! 前作から10年後の世界を舞台に、再び現れた未知の巨大生物KAIJUを倒すべく、人型巨大兵器イェーガーを操縦する新世代のパイロットたちが立ち向かうSF超大作です。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のフィン役で知られるジョン・ボイエガが主演を務め、クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドや新田らが新世代パイロットとして登場するほか、菊地凛子も森マコ役で続投。第3弾やスピンオフといったユニバース化の話や、ゴジラやキングコングとのクロスオーバーの可能性など、驚きの展望が次々と出ており、こちらも話題は尽きませんが、それも本作の結果次第。まずは新生『パシフィック・リム』をじっくり堪能しましょう!

懐かしの『ジュマンジ』続編はロック様×ジャック・ブラック!

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』 4月6日公開

 故ロビン・ウィリアムズさん主演でヒットしたファンタジーアドベンチャー『ジュマンジ』がなんと、約23年ぶりに帰ってきました! 主演のロック様ことドウェイン・ジョンソンが“前作に続く物語”と語っているように、今作はリブートではなく、あくまで続編。その内容は、高校生4人が古いビデオゲーム機を偶然発見し、プレイするキャラクターを選択した途端、ゲームの世界に入り込んでしまい……というものですが、ゲームオタクの主人公が筋肉ムキムキの冒険家(ロック様)に、クラスの人気者女子がジャック・ブラックの姿になっているなど、キャラクターのギャップだけでも爆笑必至。体感型のアトラクションムービーとして親子でも楽しめそうです!

ソロ:ア・スター・ウォーズ・ストーリー
(C) 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

 と、ざっと上半期の作品を紹介しましたが、その後も『スター・ウォーズ』シリーズスピンオフ第2弾、人気キャラクターのハン・ソロを主人公に、宇宙を駆ける密輸業者からヒーローになった若き日の戦いと冒険を描いた『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(6月29日公開)や、メリー・ポピンズ』の約半世紀ぶりとなる続編『メリー・ポピンズ・リターンズ(原題) / Mary Poppins Returns』(12月25日公開)、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの第2弾『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(冬公開)、規格外ヒーローの活躍を描いたヒット作の続編『デッドプール2(仮題)』(6月公開)などが決定済み。また、下記全米公開が2018年の作品の中から、日米同時公開やほぼ同時公開などが決まる可能性もあり、2018年も大作揃いで盛り上がりは必至! 続編も多いので、冬休みは過去作をチェックしてみるのもよさそうです。

<全米公開が2018年に予定されている注目作>
『ザ・ニュー・ミュータンツ(原題) / The New Mutants』(4月13日公開)
『オーシャンズ・エイト(原題) / Ocean’s Eight』(6月8日公開)
『ジュラシック・ワールド:フォーレン・キングダム(原題) / Jurassic World: Fallen Kingdom』(6月22日公開)
『アントマン・アンド・ザ・ワスプ(原題) / Ant-Man and the Wasp』(7月6日公開)
『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン(原題) / Mamma Mia! Here We Go Again』(7月20日公開)
『ミッション:インポッシブル6(原題) / Mission: Impossible 6』(7月27日公開)
『ファースト・マン(原題) / First Man』(10月12日公開)
『X-メン:ダーク・フェニックス(原題) / X-Men: Dark Phoenix』(11月2日公開)
『アクアマン(原題) / Aquaman』(12月21日公開)
『バンブルビー(原題) / Bumblebee』(12月21日公開)

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