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ビバ! ジョージ・クルーニー! ジョージのあれこれエピソード!

今週のクローズアップ

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今週のクローズアップ ビバ! ジョージ・クルーニー! ジョージのあれこれエピソード!

 皆さんはジョージ・クルーニーと聞いてどんなイメージを抱くでしょうか? ハリウッドの大スター、映画製作者、モテモテの独身貴族、社会活動家? そう。現在51歳のジョージは、一言では表せない多彩な魅力の持ち主。そんなジョージのあれこれエピソードをご紹介します!
「ER 緊急救命室」ダグ役で開花!

 1961年5月6日にアメリカ・ケンタッキー州レキシントンで生を受けたジョージ・クルーニー。1982年にロサンゼルスへ移り住み、映画やテレビドラマに出演するもなかなか芽が出なかった。当初は友人の部屋のクローゼットで睡眠を取っていたといううわさも。ハリウッドのトップスターとなった今では意外にも思える12年の下積み生活を経て、大ブレイクのきっかけをつかんだのが1994年にスタートした人気テレビドラマシリーズ「ER 緊急救命室」。医者のお堅いイメージを払しょくするようなチャーミングな笑顔と甘いマスクを武器に、ダグラス・ロス役を見事務め、日本でも知名度が急上昇した。

 本格医療ドラマとして見応え十分だった本作品のおかげか、ジョージは2004年のイタリア滞在中、車にはねられたボディーガードに止血帯を巻くなどの救急処置を施し、その後搬送された病院の医師に「プロ並みの処置」とお墨付きをもらうほどの大活躍を見せるという逸話を残した。また、映画製作者としての顔も持つ今では、自ら資金集めも行うことが、聞き慣れない専門用語が飛び交っても視聴者がついてきた「ER 緊急救命室」の大成功を例に出してPRするという。彼にとって切っても切れない重要な作品、それが「ER 緊急救命室」である。

 

1985年のジョージ! 若っ!
Michael Ochs Archives / Getty Images

チーム「ER」集合!
Hulton Archive / Getty Images
バツイチ・モテ男が愛したペット・豚のマックス

 気ままな独身貴族というイメージの強いジョージだが、昨年公開された映画『抱きたいカンケイ』にも出演していた女優タリア・バルサムを遠い昔、妻としていた時代があった。ジョージは売れていなかった1989年12月にタリアと結婚、1993年9月に離婚している。4年弱の結婚生活はジョージの気質に合わなかったのか、その後は結婚することなく数々のガールフレンドとの交際をエンジョイしている。最近では、プロレス界の元ディーバという経歴を持つステイシー・キーブラーを彼女にしたことが話題に。

 過去には「最もセクシーな男性」(米ピープル誌)などに選出され、名実共にハリウッド随一のモテ男となったジョージだが、意外なペットとして、ミニ豚を飼っていたことでも有名だ。この豚は、ジョン・トラヴォルタの妻で女優のケリー・プレストンからもらった豚だそうで、マックスと名付け、2006年に亡くなるまで、仕事場にも連れて行くことがあったほどかわいがっていた。ジョージは「動物は長い間一緒にいると家族の一員になる」とマックスの死後、ポロリと寂しさを吐露していた。

 

「わたし、ジョージの元妻、テヘッ!」タリア・バルサム
Peter Kramer / Getty Images Entertainment

いい女だろう!?  ジョージとステイシー、ラブラブ!
Steve Granitz / WireImage / Getty Images
『シリアナ』でオスカー受賞!映画製作者・社会活動家としての顔

 ジョージはニュースキャスターの父ニック・クルーニーの影響もあってか、ノーザンケンタッキー大学でジャーナリズムを学んでいた。その後、2002年には初監督映画『コンフェッション』を発表。そして、ジャーナリストを志していたときの思いをぶつけるかのように、2005年には社会派2作品『シリアナ』(製作総指揮・出演)、『グッドナイト&グッドラック』(監督・脚本・出演)を手掛けた。どちらもその年のアカデミー賞にノミネートされ、『シリアナ』の助演男優賞で初めてのオスカーを手にしている。

 中東が舞台の『シリアナ』撮影時はアクシデントに見舞われ、2度にわたって脊髄(せきずい)の手術を受けたジョージ。あまりの痛みで体を思うように動かせないことから、「一度だけ真剣に自殺を考えた」とあるインタビューで明かしたことがあった。アカデミー賞受賞は体を張ってCIA工作員にふんしたジョージのリアリティーあふれる熱演が認められた形だ。

 そして、アフリカ・スーダンのダルフール紛争解決のために運動を続けてきたジョージは、2008年1月に国連の平和大使に任命された。その後も人権保護や平和を訴え続け、先日、ワシントンのスーダン大使館前で抗議活動中に逮捕されるという事件も起きたが「危機が世間の注目を浴びることになり良かった」と自らの信念を貫いたことにくいはなかったようだ。


初オスカー受賞!
Vince Bucci / Getty Images

拘束されるジョージ「注目を浴びて良かったさ」
Win McNamee / Getty Images
『ファミリー・ツリー』のダメおやじぶり

 今年のアカデミー賞では、監督4作目となる『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』と、出演最新作『ファミリー・ツリー』がノミネートされたジョージ。見事脚色賞を受賞した『ファミリー・ツリー』は家族の再生を描く物語だが、仕事ばかりで家庭を顧みなかった主人公の弁護士・マットを演じるジョージの、時にコミカルながらも哀愁漂う表情は、さまざまな経験をして年を重ねたジョージだからこそにじみ出せる深みのある演技だ。

 年ごろの娘には相手にされず、突然の事故で意識不明の昏睡(こんすい)状態に陥った妻の浮気が発覚し、相手を特定するために右往左往。楽園の島・ハワイを舞台にダメおやじが奮闘する姿は、家族とは何か? きずなとは何か? 本当に大切なことは何なのか? を考えさせられ、不思議と観る者を癒やす。それはこれまでに幅広い役柄をこなしてきたジョージの確かな演技力があってこそ。また、一人の人間として平和活動に力を入れているジョージだからこそ、俳優としての演技からも深い感動を与えることができるのかもしれない。

映画『ファミリー・ツリー』は公開中


娘役二人の演技も圧巻!
(C) 2011 Twentieth Century Fox

ジョージのコミカルなダメおやじぶりにも注目!
(C) 2011 Twentieth Century Fox
文・構成:シネマトゥデイ編集部 小松芙未

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