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スタジオジブリ・鈴木敏夫氏が社長復帰 星野康二氏は会長兼社長退任「このタイミングしかない」

代表取締役社長となった鈴木敏夫氏(2023年撮影)
代表取締役社長となった鈴木敏夫氏(2023年撮影)

 4日、スタジオジブリの会長兼社長を務めた星野康二氏が、3月末をもって役職を退任したことを発表した。4月から前社長で代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏が代表取締役社長に復帰。星野氏は、6月の定時株主総会終結後に取締役を辞任し、ジブリを離れる。

【画像】社長就任時の星野康二氏と鈴木敏夫氏

 星野氏は、同社公式サイトに「ご挨拶」と題したコメントを発表。「私、星野康二は、6月の定時株主総会終結時をもって、スタジオジブリの取締役を辞任し、ジブリを離れることになります。それに先立ち3月末をもってスタジオジブリの社長兼会長の役職を退任することになりましたが、代表権は株主総会まで継続して務めていきます」と明かした。

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 また、「2008年2月に就任以来、15年にわたってスタジオの経営に邁進してまいりましたが、3年にわたったコロナ禍の終息、昨年11月のジブリパークのオープン、そして、宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』の完成をもって、ジブリを離れるにはこのタイミングしかないと判断いたしました。今後は後任に経営を委ね、新しいジブリをけん引していってもらえれば幸いです」と辞任の経緯を記した。今後については、「これまでの経験と人脈を生かして新しい分野に挑戦していく所存です」としている(宮崎の「崎」は「たつさき」)。

 星野氏は、ウォルト・ディズニー・ジャパン会長からスタジオジブリ社長に就任。2017年に中島清文氏の社長就任に伴って会長に、2021年に中島氏が三鷹の森ジブリ美術館の館主となったことで社長を兼任していた。(編集部・入倉功一)

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