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『シャザム2』首位デビューも苦戦…黒字化は困難か

全米ボックスオフィス考

体制変更で憂き目にあった?映画『シャザム!~神々の怒り~』
体制変更で憂き目にあった?映画『シャザム!~神々の怒り~』 - (c) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (c) DC Comics

 先週末(3月17日~3月19日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、DC映画『シャザム!』(2019)の続編『シャザム!~神々の怒り~』が興行収入3,011万1,158ドル(約41億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル135円計算)

【動画】『シャザム!~神々の怒り~』予告編

 初登場1位には輝いたものの、オープニング興収は前作『シャザム!』(5,350万5,326ドル・約72億円)から大きく落ち込む期待外れの結果に。Varietyによると、『シャザム!~神々の怒り~』は製作費に1億1,000万ドル(約148億5,000万円)以上、プロモーション費に1億ドル(約135億円)がかかっているといい、ここから利益を上げるのは極めて難しい。

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 昨年、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、全てのDC映画、ドラマ、アニメーション、ゲームをまとめて監修する新スタジオ、DCスタジオを設立。先を見据えた長期的な新生DCユニバース(DCU)構想がスタートする中で、それ以前から制作されていた『シャザム!~神々の怒り~』が立ち位置不明なまま公開されてしまったことも、不振の一因といえるかもしれない。

 主演のザカリー・リーヴァイは興行的な失敗の理由は「マーケティング」にあると考えているといい、「本作は完璧なファミリー映画なのに、多くの家族たちはそのことに気付いていない。それは残念なことだ」とツイートしている。(編集部・市川遥)

3月17日~3月19日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『シャザム!~神々の怒り~』
2(1)『スクリーム6 (原題) / Scream VI』
3(2)『クリード 過去の逆襲
4(3)『65/シックスティ・ファイブ
5(4)『アントマン&ワスプ:クアントマニア
6(5)『コカイン・ベア(原題) / Cocaine Bear』
7(7)『ジーザス・レボリューション(原題) / Jesus Revolution』
8(6)『チャンピオンズ(原題) / Champions』
9(8)『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
10(9)『長ぐつをはいたネコと9つの命

宮野真守がシャザム役!映画『シャザム!~神々の怒り~』吹替版予告編 » 動画の詳細
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