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【ネタバレ】「相棒」特命係が見せた伊丹への信頼と友情 胸アツ展開に興奮

20年以上、近くで見てきたからこその信頼!
20年以上、近くで見てきたからこその信頼! - (c)テレビ朝日・東映

 7日に放送されたドラマ「相棒season21」(毎週水曜よる9時~・テレビ朝日系)第8話「コイノイタミ」は、捜査一課の伊丹憲一(川原和久)が、家庭を持つ女性への恋に迷って、令状もない強引な家宅捜索をしたと大河内監察官(神保悟志)の聴取を受ける衝撃的なシーンからはじまり、どうなることかと視聴者をハラハラさせた。特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が突き止めた、伊丹が黙秘を続ける理由とそれを語る右京と薫に、SNSでは「胸アツ…」「信頼だ」といった声が上がっている。(以下、ネタバレを含みます)

【画像】微笑ましい一面も見せたイタミン

 事件は、投資会社勤務の大久保という男が殺され、「えつ」と読めるダイイングメッセージが発見されたというもの。被疑者として浮上したのは、出所したばかりの篠塚悦雄。かつてひったくりをした篠塚を大久保が捕まえた過去があったため、「えつ」は「悦雄」だと判断されたのだ。伊丹が押し入ったのは篠塚の妻・由香子(霧島れいか)の家。彼女は弁当屋勤務で、伊丹はそこの常連だった。子供と三人で上野の恐竜展に行くほど親しい付き合いをしていたことから、不倫の果ての暴走とされたのだ。伊丹はなぜか釈明せず、完全黙秘を続けていた。

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 薫は「あのばか、一人で何か抱えてこんでやがるんですよ」と毒づきながらも、伊丹を気にする様子を見せる。角田課長(山西惇)に「なんだかんだ伊丹のこと心配してるじゃねえの。ツンデレか?」と突っ込まれた際には「ツンデレとかじゃなくて」と言い訳しているが、薫が伊丹を信頼して、何とか真相を見つけようとしていることは間違いない。

(c)テレビ朝日・東映

 一方、右京が目を付けたのはダイイングメッセージの意味。実は「えつ」はひらがなではなく変体仮名で、「衣川」という意味だった。大久保の顧客のその名の男が、投資の裏で古美術品の故買を行っていた大久保に贋作をつかまされた腹いせに、殺してしまっていた。

 実は由香子も罪を犯していた。篠塚から暴力を受けていた彼女は、夫を殺し、丹沢の山中に埋めていたのだ。しかも、伊丹を利用して、夫の死を隠蔽するための小細工をしていた。伊丹はそれを察し、由香子に自首して少しでも罪を軽くしてほしかったため、かたくなに口を閉ざしていたのだった。

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(c)テレビ朝日・東映

 査問委員会は免れたものの、減給処分になった伊丹。いつから真相に気づいていたのかという伊丹の問いに、右京は伊丹が強引な家探しをしたと聞いたときからだと答える。「ほかの刑事ならば、恋愛感情からそういう暴走もまったくないとは言えません。しかしあなたは伊丹さんです。根っからの刑事です。ありえない。ゆえに、その暴走の裏には、刑事の職を賭するに足る重大事件があるのではないかと直感しました」。右京の言葉に、伊丹は照れと嬉しさと戸惑いがないまぜになったような表情を見せていた。

 そして薫も「悪運の強さだけは人一倍だな」と伊丹に悪態をつき、伊丹も「てめえに言われたくねえよ、この嘱託亀が」「この借りは必ず返す!」と答える。右京に小さく「返しますよ」と付け加えるところが、伊丹の律儀なところだ。彼が立ち去ったあと、薫は「あれくらいじゃないと張り合いないですよね」と右京に笑顔を見せていた。

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(c)テレビ朝日・東映

 右京には、伊丹を20年以上そばで見てきたゆえの、刑事としての確かな信頼がある。薫は、勢いよく言葉の応酬をしないと物足りないと思うタイプの、友情とも愛情ともつかない思いがある。特命係の二人は、刑事としても人間としても伊丹を好ましく思っているのだと、改めて感じられた回だった。

 なお、伊丹の由香子への気持ちは、恋と呼んでいいのかどうか、微妙なところだろう。「力になります」と励まし、休日に子ども連れで遊びに行くくらいには好ましく思っていたのだろうが、それは伊丹の優しさゆえなのではないか。なにせ伊丹の好みは「叱ってくれる系」。過去、伊丹が明確に恋愛感情を見せたりいい雰囲気になったりした相手は、気の強そうな英会話講師や新聞記者だったのだから。彼の恋が成就する日は来るのだろうか。(文・早川あゆみ)

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