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祝・結婚!小松菜奈&菅田将暉の共演作を振り返り

『溺れるナイフ』(2016)より
『溺れるナイフ』(2016)より - 『溺れるナイフ』Blu-rayコレクターズ・エディション:\6,380(税込) DVDコレクターズ・エディション:\5,280(税込) DVDスタンダード・エディション:\4,180(税込) 発売・販売元:ギャガ (C) ジョージ朝倉/講談社 (C) 2016「溺れるナイフ」製作委員会

 今月15日に結婚を発表した俳優の小松菜奈菅田将暉。これまでの共演作を振り返ってみたい。

小松菜奈&菅田将暉が強烈な演技!『ディストラクション・ベイビーズ』キャラクター映像【動画】

 二人の共演の始まりは2016年。この年、菅田は公開された主演&出演作が9本と多忙を極めた。その一つである『ディストラクション・ベイビーズ』(2016)は、主演の柳楽優弥をはじめ、村上虹郎池松壮亮北村匠海といった若手実力派俳優が結集した話題作。愛媛県松山を舞台に、若者たちの欲望と狂気が群像劇で描かれていく。菅田が演じたのは、松山の中心街で相手を見つけては憑かれたようにケンカを仕掛ける泰良(柳楽)に触発されて暴力衝動を炸裂させる高校生の裕也。菅田は泰良の狂気に拍車をかける裕也を弱者に対しては強く出るが、自ら殴り飛ばすのは女性ばかりという汚れ役を演じきった。

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 一方の小松が演じたのは、泰良と裕也たちの遊びに巻き込まれるキャバ嬢の那奈。小松は人生で初めて髪を染め、キャバクラ嬢役にも初挑戦となった。劇中では身体を張った演技を披露しており、映画の完成披露の場では「孤独や恐怖を感じながら撮影したりして、今までと違う新しい顔を撮ってもらえた」と語っていた。

 それとは異なるベクトルで無軌道な若者の破壊的な衝動を描いたのが、同じ年に公開された『溺れるナイフ』(2016)。映画化もされた「平凡ポンチ」「ピース オブ ケイク」などのジョージ朝倉の人気コミックをもとにしたラブストーリー。撮影時には19歳だった小松にとっての初主演映画であり、菅田にとっても初めて恋愛映画での主演となった。監督を山戸結希が務め、東京から田舎町に引っ越して来た東京から引っ越してきた雑誌モデル・夏芽(小松)と、有名な神主の一族の出身である航一朗(菅田)の出会いがヒリヒリとした肌触りで描かれた。

溺れるナイフ
『溺れるナイフ』Blu-rayコレクターズ・エディション:\6,380(税込) DVDコレクターズ・エディション:\5,280(税込) DVDスタンダード・エディション:\4,180(税込) 発売・販売元:ギャガ (C) ジョージ朝倉/講談社 (C) 2016「溺れるナイフ」製作委員会

 話題を呼んだ前髪を結んだ“お団子ヘア”をはじめ、夏芽とすれ違うときの挑発的な表情や、頬についたジュースを舐めたり強引にキスをしたりという驚きの行動など、印象的なシーンが盛りだくさん。菅田の魅力が発揮されている。小松は撮影のすべてがハードだったようで「毎日泣いて叫んで、海に落ちて落とされて、山を駆けめぐって……という日々だったので、休む暇がなかったんです」と振り返っている。『ディストラクション・ベイビーズ』とは正反対の両者による絡みも見どころ。

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 そして、昨年公開の『』(2020)で3度目の共演を果たした二人。中島みゆきの楽曲「糸」をもとに、日本やシンガポールを舞台に、平成元年に生まれた男女の18年の物語が描き出された。完成報告会で小松は「今までは激しいものが多かったですが、今回は王道のラブストーリー。いろんな作品を経て、どういう風にこの『糸』を見せていくかというのが面白かった。やはり縁というか、共演してから長いので今回もご一緒できて嬉しかったです」と語るように、前2作とは異なる色合いの作品で顔を合わせることになった。

 菅田にとっては初めての本格的な父親役。そんな姿に小松も「新しい一面だと思いますし、全力で走ったりして、いい父親になるんだろうなと思いました」(完成報告会にて)と語るように、菅田の新境地となった。小松も喜怒哀楽の表情を豊かに、さまざまな場面で涙を流す繊細な役どころに挑んだ。菅田について一方で俳優という仕事における「ライバル意識」もあるという小松は、映画公開時のインタビューでは「菅田さんに限ったことではないのですが、わたしは性格的に負けず嫌いなので、相手との関係でよい化学反応を起こしたいという思いがあります。相手が自分の存在によって良く見えるというのはすごくやりがいになります。もちろん逆もしかりですが……」と語っていた。

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 そんな小松は、その後も前に進み続ける活躍を見せている。9月には初の長編映画単独主演となった『ムーンライト・シャドウ』、今月12日に『恋する寄生虫』が公開を迎えたばかり。今後も坂口健太郎と共演の『余命10年』が2022年春に待機している。俳優のみならずアーティスト活動も行う菅田は、今年だけでも『花束みたいな恋をした』『キャラクター』『キネマの神様』『CUBE 一度入ったら、最後』と話題作が続いた。来年には大河ドラマ「鎌倉殿の13人」やドラマ「ミステリと言う勿れ」が控えており、その活躍は途切れることはなさそうだ。

殴って殴って殴りまくる!『ディストラクション・ベイビーズ』キャラクター映像 » 動画の詳細
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