ADVERTISEMENT

白濱亜嵐、GENERATIONSメンバーは「自分そのもの」

白濱亜嵐
白濱亜嵐 - (C) 2021 CINEMA FIGHTERS project

 GENERATIONS from EXILE TRIBE のメンバーが全員参加したオムニバス映画『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-』(11月26日公開)。短編のひとつ『言えない二人』で主演を務めた白濱亜嵐が撮影現場で取材に応じ、“普通の人の役”に挑んだ手応えや、共に歩むGENERATIONSのメンバーへの思いを明かした。

白濱亜嵐の優しいまなざし…短編『言えない二人』【写真】

 本作は、詩と音楽、映像を融合するプロジェクト「CINEMA FIGHTERS project」の第4弾。『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』などの山下敦弘監督がメガホンを取った『言えない二人』では、白濱がもどかしい恋心を胸に秘めた主人公のあゆむを演じた。あゆむの幼なじみで思い人、そして友人の恋人でもある柊子役は門脇麦

ADVERTISEMENT

「こんな役もできる」と知ってほしい

03
電話している姿もかっこいい! - (C) 2021 CINEMA FIGHTERS project

 山下監督とはプロットが完成した時点で顔を合わせ、ディスカッションを重ねたという。撮影現場でも1カットごとにコミュニケーションを取り、丁寧に作品を作っていった。2日という限られた撮影期間、山下監督の明るさと、門脇の親しみやすさの助けもあり、スムーズに撮影に臨めていると話す白濱。主に門脇との2人芝居になるが、「初対面でここまで普通に話せるようになる人はいない」というほどすぐに打ち解けることができたそうで、撮影の合間に談笑する姿も見られた。

 脚本を初めて読んだ時、「切ないながら希望がある物語」と感じたという白濱。「この後どうなるんだろうと考えさせられる、観客に答えをゆだねるような脚本だと感じました」と感想を語る。演じたあゆむについて聞くと、「僕は、こういう普通の人の役はあまりなかったのでやりがいを感じました。ここ最近は、貴族とか富豪の役ばかりやっていたので」と笑う。

ADVERTISEMENT

 それもそのはず、取材が行われた2020年は、映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』(ホストクラブの代表、貴族・ドリー役)、ドラマ「M 愛すべき人がいて」(チャラついた印象のレコード会社社員・流川翔役)、映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(大富豪一家の自由奔放な次男・アンドリュー役)と話題作でインパクトの強い役どころが続いた。

 「作品を選ばず、何にでも挑戦したいという気持ちは変わりませんが、最近は求められる役の方向性が決まってきたと感じていて、それが一つの強みになってきたのかなと思います。チャラかったり、お金持ちだったり、すごくだらしなく見えて実は……というタイプ」

 今作はそうしたキャラクターとはギャップがある役どころ。そして、提示できるものが少ない短編の中で、役を立体的にする作業が必要だった。「だからこそ、すごくやりがいを感じました。普通の会話レベルの声量でセリフを言うことすら最近はなかったので、録音部に『僕の声拾えてますか?』と心配で確認したくらい。だから観客の反応も楽しみです。この作品を観て、『白濱、テンション高いおバカな役以外もできるんだ』と知ってほしいです。“こんなこともできる”というギャップを見せられればと思っています」

ADVERTISEMENT

GENERATIONSメンバーは自分そのもの

05
『言えない二人』より - (C) 2021 CINEMA FIGHTERS project

 『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-』は、SABU新城毅彦、山下敦弘、森義隆真利子哲也久保茂昭という豪華監督陣による6本の短編作品で構成され、GENERATIONSのメンバー全員が主演や主題歌として参加したことでも注目されている。グループとして初めての取り組みを楽しみながら、「やるからには自分が出ている作品が一番面白かったと思ってもらいたい」と密かに闘志を燃やしているのだとか。

 とは言いつつ、白濱にとってメンバーは「自分自身」そのものだと続ける。「他の6人全員のことを他人ではなく自分のことのように考えているし、ほかのメンバーもそうだと思う。仲間、それ以上に表せる言葉がありませんね」と真剣な眼差しで吐露する。

ADVERTISEMENT

 俳優としての活躍も目立つが、GENERATIONSとしてデビューするよりも前に俳優として活動を始めたため、音楽活動との両立は当たり前と考えている。その中で、最近気になるのは若手の台頭。「年下の俳優が増えてきていますし、同年代で僕よりも後に芸能界に入った方ですごく活躍されている方もいます。負けてられないなと思いますね」という言葉には、焦燥よりも覚悟がにじむ。

 デビューから10年ほど、着実に歩んできた。「経てきた月日が自分の支えになっています。経験を積めば積むほどそれが自信に変わってきましたが、そこに結果と実力が伴うようにしていかなければと思います。ただ、これまでにドームや映画、舞台といろんな景色を見てきた中で、自分の武器が集まってきたという感じはします」と振り返り、「いつになっても最前線で活躍していたい。音楽でも芝居でも常にあこがれられる存在になりたい」と力強く語った。(取材・文:小山美咲)

映画『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-』は11月26日公開

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT