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『ザ・スーサイド・スクワッド』注目のサメ男キング・シャーク!監督が込めたこだわり

映画ではちゃんと活躍できるのか? キング・シャーク
映画ではちゃんと活躍できるのか? キング・シャーク - (C) 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

 ヒーローを苦しめた悪役たちが、減刑をかけた使い捨てミッションに挑む映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』で、まんまサメな見た目が話題を呼んでいるキャラクター、キング・シャーク。大きな口で人間を丸かじりするアブないキャラだが、全体的に丸いフォルムもあってか、その言動はどこかキュート。同作のメガホンを取ったジェームズ・ガン監督は、そんなかわいくて恐ろしい(?)キャラに込めたこだわりを、3月にTwitterで明かしている。

キング・シャークもハーレイもかわいい『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』予告編

 キング・シャークことナナウエは、ハワイのサメの神と人間の女性を両親に持つ半神半人の悪役。1994年の「Superboy #0」でコミックに初登場した。当時のフォルムは映画に近いホホジロザメを思わせる見た目だが、2011年にDCの世界観をリニューアルしたNEW52を経て、ハンマーのような頭部のシュモクザメ系統のデザインとなった。

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 シュモクザメのデザインはガン監督もお気に入りで、映画にも採用する予定でテストを行っていたという。しかしツイートによると、T字の両端に目がある頭部がネックとなり「目が左右に遠く分かれていると、人間とのやり取りを撮影するのがとんでもなく難しいんだ。彼が相手を見ている様子がよくわからないし、画面も広くなりすぎる」ということで、デザインが変更されたという。

 また、コミック等の筋肉質なボディーから一転、ぽっこりおなかの丸みを帯びた「お父さん体型」になったのはガン監督のこだわり。さらに、生き物をかわいく擬人化する際にありがちな、目が大きくて口が小さい描写をあえて避け「目が小さくて口が大きく、頭が小さい」デザインを採用した。それでもどこか愛らしくなったことは、ガン監督も不思議に感じているようだ。ちなみに、DCアニメ「Harley Quinn」(2019~2020)には映画に近いフォルムのキング・シャークが登場しているが、ガン監督はアニメ版のキング・シャークが登場する1年以上前から撮影に入っていたため、偶然だとツイートしている。

ドでかい怪獣に勝てるのか?(C) 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

 そんなキング・シャークの声を担当しているのが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)でガン監督とタッグを組んだシルヴェスター・スタローン。大スターをまさかのサメの声に起用した経緯も明かしており、ガン監督が「君のために書いた役があるんだ。そんなに時間もとらせない。デカくて、ちょっとぽっちゃりとした、人間を食うサメなんだ」と伝えたところ、スタローンは「お前のためなら何でもするよ、兄弟」と快諾したという。

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 ちなみに、予告編で難しそうな本を上下逆さまに持っているキング・シャークだが、ガン監督がGamesRadar+に明かしたところでは、キング・シャークは「自分が賢いことを示したいと思ってるんだ。そうじゃないのにね」とのこと。持ち前のパワーだけでなく、チームのみんなに自分を賢く見せようとする彼の頑張りにも注目だ。(編集部・入倉功一)

映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は8月13日より全国公開

映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』日本版予告映像 » 動画の詳細
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