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殺人鬼役・セカオワFukaseが描いた油絵を使用!『キャラクター』衝撃カット

これがFukaseが描いた巨大油絵!
これがFukaseが描いた巨大油絵! - (C) 2021映画「キャラクター」製作委員会

 菅田将暉SEKAI NO OWARI のボーカル・Fukaseが共演する映画『キャラクター』(6月11日公開)から、狂気の殺人鬼・両角を演じたFukase自らが手掛けた巨大油絵が写る劇中の場面カットが公開された。

【動画】Fukase、俳優デビュー作で殺人鬼役!『キャラクター』特報映像

 本作は、売れない漫画家・山城圭吾(菅田)が、殺人犯(Fukase)の顔を見てしまい、その顔を基にしたキャラクターを生み出して大ヒットサスペンス漫画を世に送り出たことから思わぬ展開が起こるさまを描く。Fukaseは、本作で俳優デビューを果たす。

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 公開されたのは、おどろおどろしい油絵がある自室で、両角が漫画雑誌を手に取る姿を捉えた場面カット。この壁面の油絵は制作される予定ではなかったが、Fukase自ら役づくりの一環で描いた小さな油絵を、本作のメガホンを取った永井聡監督が気に入り、劇中で使用することを監督が提案した。Fukaseが喜んだのもつかの間、2メートル四方で描き直してほしいという無茶ぶりがあったという。

 残暑厳しい本作の撮影の真っ只中、倉庫を貸し切り、撮休日にFukaseが丸1日を費やして仕上げた渾身の作品となった。全体が赤で統一され、スマイルマークが並んだデザインは不気味な印象を醸し出している。

 また、普段からFukaseが絵を描く時に着ている絵の具まみれのジャージを見た永井監督がインスピレーションを受けて、ほぼそのまま劇中衣装のイメージに採用。両角が“絵を描く”という設定もここから加わった。Fukaseはこの絵を「両角というキャラクターになって描いたので、理屈があるわけでもなく、降りてきたという感覚で描いた」と語る。「描くならこれだ! と決まっていて、迷わず色を重ねていきました。両角が持っている凶悪さ、気持ち悪さ、不気味さと、そして少しだけある人懐っこい雰囲気が表現できたと感じています」と自ら手掛けた絵画への思いを明かす。

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 本作には、事件の真相を探る刑事・清田俊介役で小栗旬、清田の上司・真壁孝太役で中村獅童、山城を支える恋人・川瀬夏美役で高畑充希が出演する。(編集部・梅山富美子)

Fukase コメント

僕は油絵を素手で描きます。そして、絵を描くときには「お気に入りの服」を着ると決めていて、最後にはその服ごと作品にしようと思うぐらいに着倒しています。描いている時は集中力を切らさないよう、着ている服で手を拭くのでどんどん絵の具が服についていく……そんなジャージを見た監督が「これ、いいね」と言ってくださって、劇中でもその服をイメージした衣装を着ることになりました。殺人鬼の衝動を理解するために描いた小さな絵が始まりです。その絵を監督に見せたところ、「映画で使おう」と提案されて、喜んでいたら「2メートル×2メートルで描き直して」と言われ……それは、でかすぎだろって思いました(笑)。両角というキャラクターになって描いたので、理屈があるわけでもなく、降りてきたという感覚です。描くならこれだ! と決まっていて、迷わず色を重ねていきました。両角が持っている凶悪さ、気持ち悪さ、不気味さと、そして少しだけある人懐っこい雰囲気が表現できたと感じています。

【6月11日公開】映画『キャラクター』特報ロングバージョン » 動画の詳細
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