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グザヴィエ・ドラン監督の新作9月公開 恋と友情の狭間で揺れる青年役で出演も

『マティアス&マキシム』より
『マティアス&マキシム』より - COPYRIGHT LA CASA DE PRODUCCION - LES FILMS DU VOLCAN 2019

 『Mommy/マミー』『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』などのグザヴィエ・ドラン監督の新作が、『マティアス&マキシム』の邦題で9月25日より公開されることが決定。併せて特報映像・場面写真が公開され、特報では、偶然のキスをきっかけに芽生えた予期せぬ感情に戸惑う青年たちの姿が収められている。

【動画】グザヴィエ・ドラン監督・出演『マティアス&マキシム』特報

 本作は、ドラン監督が故郷モントリオールで親しい仲間と共に作り上げた青春ラブストーリー。2人の青年のうちマキシムを自身が演じる。30歳で同い年のマティアス(ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス)とは幼なじみの設定。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった2人は互いへの気持ちに気づき始め、周囲に波紋を呼んでいく。ドラン監督はこれまでカンヌ国際映画祭で『Mommy/マミー』で審査員賞、『たかが世界の終わり』でグランプリを受賞しており、本作も第72回のコンペティション部門に出品された。

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 ドラン監督は本作について「これまで描いたことのなかったラブストーリーを描きたかった」といい、以下のように作品の意図を解説している。

 「30歳のマティアスとマキシムは、5歳の頃からの親友であり兄弟のような関係。でも、ある時それまでの彼らの関係や強い絆が変わろうとしている、それこそがこの映画のテーマなんだ。それまで互いに恋心は抱いていなかったものの、偶然のキスをきっかけに相手を愛しているかもしれないという感情に襲われ、戸惑う。そんな友情と恋の狭間で揺れる二人の青年を描きたかったんだ。それともう一つ、これはホモセクシャリティがテーマの映画ではない。これは普遍的なラブストーリーなんだ。性別にかかわらず、恋と友情の狭間で揺れる感情っていうのは、誰もが一度は経験したことがある感情だと思うんだ」

 特報は、美しい恋人もいるマティアスと、マキシムが友情と恋の間で悩み葛藤する様子が垣間見える30秒となっている。(編集部・石井百合子)

映画『マティアス&マキシム』は9月25日より新宿ピカデリーほか全国公開

グザヴィエ・ドランが恋と友情の狭間で揺れる…監督・出演作『マティアス&マキシム』特報 » 動画の詳細
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