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『パラサイト』で強烈な存在感!日本映画にも出ていた名バイプレーヤー

『パラサイト 半地下の家族』より。写真中央がイ・ジョンウン演じるムングァン
『パラサイト 半地下の家族』より。写真中央がイ・ジョンウン演じるムングァン - (C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

 10日(現地時間9日)に行われた第92回アカデミー賞で、韓国映画として、アジア単独映画として初の作品賞受賞の快挙を成し遂げた『パラサイト 半地下の家族』(公開中)。鬼才ポン・ジュノ監督が4度目のタッグを組んだソン・ガンホをはじめ芸達者なキャストが集結した本作で、家政婦役として強烈な存在感を放った名バイプレーヤーに注目してみた。

【写真】日本人キャストと共演した『焼肉ドラゴン』

 日本で1月10日に公開されて以来、口コミ効果もあり週末映画ランキングで5週連続トップ10入りの大ヒットを記録している本作。カンヌ国際映画祭パルム・ドール(最高賞)のほか、LA批評家協会賞や全米批評家協会賞などアカデミー賞前哨戦となる映画賞を席巻し、アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門を受賞した。

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 全員失業中の貧しい一家と裕福な社長一家という決して交わることのない2つの家族が接触したことから巻き起こる騒動の顛末を描く本作は、貧しい一家の主キム・ギテク役のソン・ガンホがさすがの名演を披露。その一方で、裕福なパク家の家政婦ムングァンを演じるイ・ジョンウンの存在感も特筆すべき点だ。パク家を熟知しており、その一家から全幅の信頼を寄せられているという役どころだった。

パラサイト
裕福なパク家で有能な家政婦として働くムングァン

 ジョンウンにとってポン監督出演は、『母なる証明』(2009)、巨大生物オクジャの鳴き声を演じたNetflixオリジナル映画「オクジャ/okja」(2017)に続いて3作目。ナ・ホンジン監督作『哭声/コクソン』(2016)、ソン・ガンホ主演作『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』(2017)などに出演しているが、とりわけ日本で親しまれているであろうタイトルが2018年公開の『焼肉ドラゴン』だ。

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 『焼肉ドラゴン』は、『愛を乞うひと』などの脚本家としても知られる鄭義信が、数々の演劇賞に輝いた自身の舞台を映画化。1970年を舞台に、関西で小さな焼肉店を営む一家を描く物語で、3姉妹役の真木よう子井上真央桜庭ななみのほか大泉洋大谷亮平ら豪華な顔ぶれも話題に。イ・ジョンウンは、肝っ玉母さんの英順をパワフルに好演していた。2018年5月に行われた映画のPRイベントでは参加ならずだったが、「離れていても、わたしたちが家族であることを決して忘れません」と日本人キャストに向けた手紙が読み上げられた。

 1991年に舞台で女優デビューして以来、韓国で演劇、ドラマ、映画などで名バイプレーヤーとして活躍してきたジョンウン。『パラサイト 半地下の家族』でも、一度見たら忘れられない圧巻の演技を見せている。先ごろポン・ジュノと主演のソン・ガンホが、2月下旬に再来日することも決定。作品賞を受賞したとあって、ますますのヒットが期待できそうだ。(編集部・石井百合子)

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