ADVERTISEMENT

今夜の金ロー『サマーウォーズ』注目ポイントは?

よろしくおねがいしまぁぁぁすっ!!
よろしくおねがいしまぁぁぁすっ!! - (C) 2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS

 細田守監督のアニメーション映画『サマーウォーズ』が本日19日、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて放送される(21時~23時14分、本編ノーカット)。本作の見どころを紹介する。(編集部・大内啓輔)

『サマーウォーズ』の物語は?

 ショッピングからゲーム、各種のコミュニケーション、そして行政手続きに至るまで、生活の多くを人々がインターネット上の仮想世界“OZ”で行うようになっていた。ある夏の日、天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の高校生・小磯健二は、友人の佐久間とともにOZの保守のアルバイトをしていたが、憧れの先輩・夏希から一緒に彼女の田舎まで旅行をするという“バイト”に誘われる。

 長野の夏希の実家・陣内家は、戦国時代から続く名家で、曾祖母の栄おばあちゃんを筆頭に個性豊かな面々が揃うエネルギッシュな大家族。そしてバイトの内容は、この家族たちの前で夏希のフィアンセを演じるというものだった。夜、OZ世界と現実世界を混乱させる大事件の引き金を引いてしまった健二は、世界崩壊の危機に立ち向かうことになる……。

ADVERTISEMENT

超!豪華な声優キャストたち

 主人公の健二に声を吹き込んだのは、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『君の名は。』という日本国内における邦画の歴代興行収入ランキングの上位3作品で声優を務めたヒットメーカーの神木隆之介。夏希先輩役を桜庭ななみ、「格闘王キングカズマ」を操る佳主馬役を谷村美月、そして栄おばあちゃんを初のアニメ声優参加となった富司純子が務めた。

 また、テレビで中継されている長男の高校野球の結果に一喜一憂している陣内由美に、2006年の細田監督作品『時をかける少女』でヒロイン役を担当した仲里依紗が声をあてている。

細田守作品に通底する“家族”

 本作の魅力となっているのは、健二が“バイト”のために訪れる夏の田舎の光景。舞台となっているのは長野県上田市で、劇中にも登場する陣内家のお屋敷の門のモデルとなったのは、1994年に復元された上田城の東虎口櫓門。現在も信州上田は「サマーウォーズの里」として、現在も多くのファンの聖地巡礼のスポットとなっている。

 “理想の田舎”ともいえる景色のなかで、食卓を囲む食事の風景など、大家族の魅力もたっぷりと描き出されている。社会の危機に立ち向かうなか、栄の号令のもとで団結する家族には、その後の細田作品の『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』へと連なる、家族をテーマにした作品として見ることができる。

ADVERTISEMENT

公開から10年!仮想世界“OZ”が現実に?

 2009年8月1日に公開され、今もなお愛され続ける『サマーウォーズ』。10周年を迎え、さまざまなキャンペーンも展開されている。

 スマートフォンアプリ「VRoidモバイル」では、作品に登場する仮想世界OZを楽しめる特別企画「SUMMER WARS OZ on VRoid powered by pixiv」が始動。映画に登場したような仮想世界を「VRoidモバイル」上で体験することが可能に。自分が作った3Dアバターを使って、自由にコミュニケーションを楽しめる。公開されているOZの世界を動き回るアバターの姿を収めたデモ映像などで機能を知ることができる。

 また、舞台となった上田市にあるサントミューゼ上田市立美術館では、「未来のミライ展~時を越える細田守の世界」が開催中(9月1日まで)。上田市のみの『サマーウォーズ』オリジナル展示もあり、ファン垂涎のラインナップを楽しむことができそう。

 なお、今回もテレビ放送連動企画が開催予定となっており、特設サイトで詳細を確認することができる。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT