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高良健吾「結果がほしい」主演作で今までにない欲

主演の高良健吾
主演の高良健吾

 俳優の高良健吾が、4日に都内で行われた映画『アンダー・ユア・ベッド』の完成披露上映会に出席。片思いの女性の自宅に侵入しベットの下に潜む変質的な男を演じた高良は、30代最初の年に撮影された本作で「今まではあまり思ったことのないような『結果がほしい』という欲が出た」と思いを語った。

かっこいい!高良健吾【写真】

 本作は、誰からも必要とされず、名前すら呼ばれたことがない三井直人(高良)が主人公。彼は学生時代に一度だけ自分を名前で呼んでくれた女性・千尋を想い続け、幸せな感覚に再び触れたいと彼女を探し出すが、11年ぶりに目にした彼女は夫からのDVで別人のように変貌していた。暴走する三井は彼女の自宅に侵入、盗撮、盗聴と憑りつかれたように彼女を監視するようになる。

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 この日は、共演の西川可奈子安部賢一三宅亮輔安里麻里監督も登壇。狂気を孕んだ三井を演じた高良は、「久しぶりに、痛々しくてヒリヒリした役が来たなと思いました。この役をどう表現できるか、楽しみながらやりました」と振り返る。さらに、本作では「今まではあまり思ったことのないような『結果がほしい』という欲が出た」そうで、「10代、20代の頃は、役の問題を自分の問題にしすぎていた。20代後半に、このまま続けていったらどこかで不具合が出ると思ったんです。30代になって、役の問題を自分の問題にしすぎず、どんな距離感で作品の中にいられるかを感じながら、楽しめました」と心境に変化があったことを明かした。

 一方、安里監督はそんな高良の言葉を聞いて「今日初めて白状するんですけれど」と前置きし、「イケメンを汚してみたい、面のいい人に振り切った芝居をさせて、別人みたいにしてやりたいというのが、わたしの最初の狙いでした。ごめんなさい、高良さん」と思わず吐露。「でも高良さんが、最初のカットの後にわたしのところに来て『監督が(僕の演技が)足りないと思ったら、いつでも言ってください』と言ったのに、わたし、感動してしまって。自分も嘘なく、まっすぐな気持ちでやろうと思いました」と会場を笑わせた。

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 夫からDVを受けるシーンなどを体当たりで演じた千尋役の西川が「段取りにはないビンタが(本番中に)何発も飛んできて、リアルなリアクションができて、むしろありがたかった」と女優魂を見せると、それを目撃する役の高良は「僕は、本当に結構ベッドの下にいたんですよ」と苦笑い。「悲惨なものを隠して伝える方が自分の好みだけど、この映画は過酷なものも全部見せていく。ならば自分も、それについて行こうと思った」と腹を決めて向き合ったようだ。

 最後に、見どころを聞かれた高良は「本作は、鋭利な何かで観る人を傷つけにくる部分があるかもしれない。でも僕には、映画に傷つけられて、それが今の自分の支えや助けになっているところがある。初めて感じる感覚が詰まっている映画です」とアピールした。(取材・文/岸田智)

映画『アンダー・ユア・ベッド』は7月19日よりテアトル新宿ほか全国順次公開

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