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ウルトラマンってこうだった!Netflix「ULTRAMAN」ブレーキなしのバトル描写

Netflix「ULTRAMAN」荒牧伸志監督と神山健治監督
Netflix「ULTRAMAN」荒牧伸志監督と神山健治監督

 特撮「ウルトラマン」をベースに、全く新たな等身大ヒーローを描いた大ヒット漫画「ULTRAMAN」(清水栄一下口智裕)が、『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズの神山健治監督と『APPLESEED アップルシード』シリーズの荒牧伸志監督によってアニメ化された。Netflixにおけるストリーミング配信だからこそできた表現と、そこに込めたシリーズへの思いを二人に聞いた。

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 神山・荒牧両監督は、ウルトラマン直撃世代。それだけに、一世代若いという原作コンビとの差に、苦慮した部分もあったという。「ちょっとマニア心が邪魔をしてですね(笑)。彼らはこういう風に『ウルトラマン』を解釈したけど、僕らだったらこう解釈するかもなって、最初はそこをどう埋めようかなっていうのがありました」(神山監督)。

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 しかし、等身大のULTRAMANと異星人が日常風景のなかで戦う描写などに、「ピンときた」部分も多かった。荒牧監督は「同じシーンであったり、原作の要素は全てありますが、その強弱を入れ替えたりするなかで、ウルトラマンの存在、重さみたいなものを、少しづつ、僕らの視点に近づけていきました」と語る。

 その要素のひとつが、異星人の悪事や戦いの描写に表れた。荒牧監督は、かつての「ウルトラマン」シリーズにおける表現を例に出してこう語る。「怪獣を縦に切り裂いたり、次々に首をはねたり、実は当時としてはすごいことをやっていたんですよね。そういう意味で今回は、平成以降の『ウルトラマン』の平和な感じとはまた違った、大胆な描写をもう一度みたいなことにはなってますね。ULTRAMANも、結構びっくりするようなシーンがありますから」

 この挑戦に踏み切れた理由は、Netflixにおけるストリーミング配信という点も大きかった。「血や体液のようなものが、毎回工夫を凝らして飛び散ったりしていましたからね。そういう部分では、あまりブレーキをかけずやってます。『ウルトラマン』ってこうだったじゃん、というのかな」と神山監督。「悪い奴ならやっつけてもいいじゃないか、という倫理観が、今はだいぶ変わってきているのかなと思います。だからこそ、(異星人を)倒した時の表現が緩いと、そんなに悪いことをしていると思えないのでは」。荒牧監督も「そうしないと、ヒーローとして覚悟や、重さみたいなものが出ないという考えもありました。その重さが、一つのテーマでもありますから」と続けた。

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「超人同士の戦いは面白い」

 表現という意味では、神山監督には別の発見もあったという。「やってみて一番思ったのは、超人同士の戦いっていうのは、表現していて、面白いものなんだなということです。僕の場合、地味なことをきっちりやったうえでカタルシスが生まれるっていう経験はあって、もともと派手なものをやればそりゃ派手になるに決まってるじゃないかって思っていたところがあったんですけど、ちょっと違いましたね。スペシウム光線を打つってことは、こんなにもカタルシスがあることなんだって。それをあらためて教えられた作品でした」。

 本作の後、二人は再びNetflixとタッグを組み、フル3DCGアニメーション「攻殻機動隊 SAC_2045」の制作に取り掛かる。神山監督が「経験値が上がった部分がありますし、良い影響を与えていくのではないか」と「ULTRAMAN」からの影響を語ると、荒牧監督は「期待してもらっていいんじゃないかと思います。すでに体力勝負になりつつあって、大変ですけど。充実しています」と笑みを浮かべた。(編集部・入倉功一)

Netflixオリジナルアニメシリーズ「ULTRAMAN」は4月1日より独占配信

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