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菅野美穂、自身の役柄は「壇蜜みたい」

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壇蜜みたい?-菅野美穂
壇蜜みたい?-菅野美穂

 17日、男女が逆転した大奥の世界を描いた映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』プレミアム試写会が東京国際フォーラムで行われ、設営された御鈴廊下さながらの特設ステージに堺雅人菅野美穂ら総勢12名のキャスト陣が和装で登場し、集まった4,000人のファンを熱狂させた。

映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』プレミアム試写会フォトギャラリー

 大奥で権力を得ようと将軍に取り入る男・右衛門佐を演じた堺は、大声援に大きく手を振って応え、「自分自身、普段は野心がないものですから、ありったけの野心を絞って野心マックスで演じさせていただきました」とあいさつ。10月から放送されたテレビドラマ版では台本で自分のシーンに「美ぼうの青年」と書いてあったことを振り返り、「その度にハードルが上がって『はっと目を引く美しさだけじゃなく、周りの空気を浄化していくような美しさ』と書いてあったときにはどうしようかと思いましたよ」と照れくさそうにほほ笑んだ。

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 一方、徳川綱吉を演じた菅野は、壇上で突然、自身の役柄について、「壇蜜さんみたいな役でした!」と発言して共演者や観客の笑いを誘った。菅野いわく、「魔性の一面もあり、天真爛漫(てんしんらんまん)で将軍として男性的な部分もあるので、インタビューでいつもどう説明するか悩んでいました」とのことで、突然思い付いた「セクシーな壇蜜さんみたい」という言葉をうれしそうに繰り返した。

 金子文紀監督は、撮影を振り返り、「菅野さんはカメラを回した一発目からすごい演技で、常に想像の上を行っていた。堺さんにもいろいろと教えていただいて勉強になりました」と二人の名優ぶりを大絶賛。この日は堺、菅野、金子監督のほか、尾野真千子柄本佑要潤桐山漣郭智博永江祐貴三浦貴大宮藤官九郎、西田敏行の12名が勢ぞろいし、華やかに会場を彩っていた。

 『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』はよしながふみの人気コミックを実写化した異色時代劇「大奥」シリーズ劇場版第2弾。謎の疫病により男の人口が激減し男女の構図が逆転した江戸の世を舞台に、大奥で繰り広げられる愛憎のドラマを壮大なスケールで描く。(取材・文:中村好伸)

映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』は12月22日より全国公開

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