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遠藤憲一、映画『ツナグ』で新境地!顔が怖すぎて共演者にビビられた過去を告白!

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本当はとっても優しいエンケンさんです
本当はとっても優しいエンケンさんです

 直木賞作家・辻村深月の同名小説を、『ROOKIES -卒業-』の平川雄一朗監督が映画化した最新作『ツナグ』に出演している俳優の遠藤憲一が、役への思い、母親役の八千草薫との共演を語った。

映画『ツナグ』フォトギャラリー

 本作は、たった一夜だけ生者と死者を再会させる力を持つ使者“ツナグ”となる青年・歩美の成長を描いた作品。歩美役を「梅ちゃん先生」の松坂桃李が演じ、歩美にツナグを継承する祖母に樹木希林が扮する。

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 「ガンで亡くなったおふくろに会いたい」と歩美に依頼する高慢な中年男・畠田を演じた遠藤は、「『死んだ人間が生き返るわけない!』って言うセリフがあるんですが、観客も同じ気持ちですよね。自分の心をちゃんと表現しないと、現実味がなくなってしまうと思ったので、観客全員を納得させて後半へと<ツナぐ>つもりで挑みました」と役柄への思いを語った。

 「自分はこんな顔しているから、芝居しながら役者さんに怖がられてるのが分かっちゃうときがあるんです(笑)」という遠藤は、八千草との共演について「おれの顔見て引いちゃうんじゃないか? って心配していました」という遠藤。だが現場で芝居をした瞬間に不安がなくなったことを明かし「小さい体で、おれの芝居を全部受け止めてくださって。母への思いをちゃんとぶつけられました」と撮影を振り返った。

 「おれ自身、気持ちを伝えるのがすごく下手くそ」と話す遠藤は、母親への素直な愛を伝えられない畠田というキャラクターに心から共感することができたそう。「なんだか恥ずかしくて、心では感謝の気持ちを持っていてもなかなか伝えられるもんじゃない。でも、この畠田っていう男を演じて、親にも女房にも、ちょっとは素直に感謝の気持ちを伝えなきゃなって反省しましたよ」と照れ臭そうに笑った。

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 1979年にデビュー以降、名悪役として活躍を続けてきた遠藤は、「最近になって、優しい父親だとか、今までやったことないような役が来るようになった」と嬉しそうに語る。2009年に映画『モテキ』の大根仁が脚本・演出を務めたテレビドラマ「湯けむりスナイパー」で連続ドラマに初主演したり、様々な役柄に果敢に挑戦し続けてきた。

 本作の役柄でも新境地を開いた遠藤は、自身が目指している未来について「自分が何歳になっても、その世代の旬の役者でいたい。たとえば今自分は51歳ですが、50代の役者だったら誰がいいかな? ってなったときに、いつも自分の名前が上がる存在でいたいんです」と語った。旬の男、遠藤が本作で見せる熱演に、ぜひ胸を熱くしてほしい。(※文中、辻村深月の「辻」は2点しんにょう)(編集部:森田真帆)

 映画『ツナグ』は10月6日より全国公開

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