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福山雅治、5年ぶり「ガリレオ」復活!映画『真夏の方程式』が来年初夏公開

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5年ぶりに「ガリレオ」こと湯川学を演じる福山雅治
5年ぶりに「ガリレオ」こと湯川学を演じる福山雅治

 歌手・俳優の福山雅治が、東野圭吾の人気ミステリー「ガリレオ」シリーズを原作にした映画『真夏の方程式』に主演することが明らかになった。前作の映画『容疑者Xの献身』以来、5年ぶりに天才物理学者・湯川学を演じる福山は「僕も湯川学も年齢を重ねているので、どう進化させられるかプロデューサー、監督と打ち合わせをしながら進めています」と意欲的。すでに撮影は今月23日より静岡県でクランクインしており、公開は2013年初夏を予定している。

 原作は、2011年6月に刊行された「ガリレオ」シリーズ第6弾。“手つかずの海”と呼ばれる美しい海・玻璃ヶ浦を舞台に、「科学の進歩と自然環境の破壊」というテーマを扱った作品となっており、福山は「今作のテーマである『自然と人類の共生』に“天才”であり“変人”の湯川はどういう考えをもっているのか? 僕自身もとても興味があります」と役づくりの出発点を明かすと、「進化した湯川学として皆さんとお会いできることを心待ちにしながら、自分自身このテーマにどう向き合っていくのか、熟慮しながら撮影に臨みたいと思います」とコメントしている。

 これまでに7作が刊行されている原作シリーズから今あえて本作を映像化するのも、このテーマだからこそ。鈴木吉弘プロデューサーは「原作は震災前に書かれたものですが、日本に暮らすわたしたちはこの1年半にわたり、まさにこの問題と正面から向き合ってきました」といい、「科学技術への信頼に疑問符が投げかけられている中、『科学はどうあるべきか』というガリレオシリーズにとって最も根源的なテーマの作品を映像化するために、福山雅治をはじめ、『ガリレオ』のチームが再結集します」と意気込みを見せた。

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 本作では、ある殺人事件に巻き込まれたため、子ども嫌いの主人公・湯川が一人の少年と共に海辺の町でひと夏を過ごすさまが描かれる。演じる福山は、前作から本作までの間にNHK大河ドラマ「龍馬伝」を経験しており、鈴木プロデューサーは「演技者としても人間としてもさらなる成長をした福山雅治が魅せてくれる、新しいガリレオ。実に、楽しみです」と期待を寄せている。

 「ガリレオ」シリーズの映像化は、2007年に放送された連続ドラマ「ガリレオ」、映画『容疑者Xの献身』、スペシャルドラマ「ガリレオΦ(エピソードゼロ)」に続き、4作目。福山のハマリっぷりと完成度の高い内容が話題になり、連続ドラマは平均視聴率21.9パーセントという高視聴率を、映画は興行収入49億2,000万円の大ヒットを記録した。(編集部・福田麗)

映画『真夏の方程式』は2013年初夏、全国公開

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