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草なぎ剛、広末涼子、香川照之が舞台で共演!日韓の歴史をテーマにした大作

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左から、チャ・スンウォン、広末涼子、香川照之
左から、チャ・スンウォン、広末涼子、香川照之

 今年11月に開幕する舞台「ぼくに炎の戦車を -Bring me my chariot of fire-」で、SMAPの草なぎ剛広末涼子、そして香川照之が共演を果たすことが明らかになった。日韓の歴史を題材にした同作は、東京・大阪で上演された後、来年1月には韓国で上演されることも決定している。

 同作は、2008年に「焼肉ドラゴン」で国内の演劇賞を総なめにした鄭義信の新作。1924年の朝鮮を舞台に、韓国の伝統文化を愛した実在の人物・柳宗悦と、彼を取り巻く日韓の人々をモチーフに、民族や政治、戦争を超えた人間ドラマを描き出している。

 草なぎが演じるのは、柳がモデルとなっている青年教師・柳原直輝。自身「チョナン・カン」名義で韓国進出するなど、韓国とゆかりのある草なぎが、白磁に代表される韓国の文化を愛し、それ故に日本と韓国の心を痛めるキャラクターだ。

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 その妹・松代には広末が、松代の夫・大村清彦には香川がふんしているほか、ジャニーズJr.の高田翔、成河、馬渕英俚可、青木崇高、安寿ミラが出演。さらには韓国から「ATHENA -アテナ-」のチャ・スンウォン、『外事警察 その男に騙されるな』のキム・ウンスが出演する。

 当時はガラクタと評されていた白磁の世界と共に、本作で描かれるのは、日本人からは迫害され、韓国人からも「かわらこじき者」としてさげすまれていた野外大衆芸能を生業とする「男寺党(ナムサダン)」。作・演出の鄭は、彼らが亡くなったときもただ石を積んで弔うしかなかったと聞いたとき、涙したというエピソードを挙げ、「この見捨てられた人々の物語を誰かに語りたいと思ったのだ」と制作理由を明かしており、本作はその言葉の通り、日本と韓国での上演が決定。多くの人々が注目する舞台作品となっている。(編集部・福田麗)

舞台「ぼくに炎の戦車を -Bring me my chariot of fire-」は11月3日~12月1日に赤坂ACTシアターにて上演 ほか、大阪・韓国公演あり

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