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北野武監督にちなんだ「監督・ばんざい!賞」はスパイク・リーに!家族同伴でうれしさ表現

第69回ベネチア国際映画祭

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「監督・ばんざい!賞」受賞でゴキゲンのスパイク・リー家族とアルベルト・バルベラ氏(中央)
「監督・ばんざい!賞」受賞でゴキゲンのスパイク・リー家族とアルベルト・バルベラ氏(中央) - 写真:中山治美

 北野武監督の映画『監督・ばんざい!』の英題から名付けられ、長年に渡って野心的な作品を作り続けている監督へ贈られる「監督・ばんざい!賞」(グローリー・トゥ・ザ・フィルム・メーカー・アワード)の授賞式が現地時間8月31日、第69回ベネチア国際映画祭で行われた。今年は、映画『マルコムX』で知られるスパイク・リー監督へ贈られた。

 同賞はこれまで、北野武監督を皮切りに、イランのアッバス・キアロスタミシルヴェスター・スタローン監督らが受賞してきた。

 今回の選考について、映画祭ディレクターのアルベルト・バルベラ氏は「彼は大胆なクリエイティブスピリットを持ち、痛快で、予測不可能かつ挑発的な作品を放つ作家である。それらのフィルムはしばし、わたしたちの持つ先入観や偏見について再考察させる機会を与えてくれます」と語り、意欲的な作品を作り続けるリー監督の業績をたたえた。

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 受賞セレモニーは、リー監督の新作で故・マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー『BAD 25(原題)』の公式上映前に行われ、監督はタキシードでビシッとキメて来場。「この賞を頂いて光栄です」と言葉は少なかったが、この日は珍しく家族を同伴するなど、うれしさを全身で表現していた。

 リー監督は今後、韓国映画『オールド・ボーイ』のリメイクを手掛けることが決まっている。(取材・文:中山治美)

第69回ベネチア国際映画祭は9月8日まで開催

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