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『ドラッグストア・カウボーイ』の原作者ジェームズ・フォーグルが獄死

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写真は映画『ドラッグストア・カウボーイ』より
写真は映画『ドラッグストア・カウボーイ』より - Photo:Everett Collection/アフロ

 ガス・ヴァン・サント監督が1989年に製作したカルト的人気を誇る映画『ドラッグストア・カウボーイ』の原作者ジェームズ・フォーグルが、刑務所で亡くなったことがL.Aタイムズ紙や複数のメディアが伝えたことで明らかになった。75歳で肺がんだった。

 ジェームズ・フォーグルは、1936年ウィスコンシン州のエルコで生まれたが、子どもの頃に父親から虐待を受け、それに耐えきれなかった彼は車を盗んで家出。その後犯罪を繰り返していた。さらに、1950年代にはワシントン州で自動車の窃盗で逮捕され、マクニール島にある刑務所で服役していた際に、囚人仲間からドラッグの使用方法と薬局に不法侵入する方法を教わり、出所後にロサンゼルス郊外の薬局で、40年近くも強盗を繰り返すこととなった。そしてその一連の事件から「ドラッグストア・カウボーイ」の異名が付けられる。

 1989年に製作された映画『ドラッグストア・カウボーイ』は、そんなジェームズ・フォーグルが自らの体験を基に書いた小説を映画化したもの。1970年代のオレゴン州のポートランドに住む若者カップルが仲間と共にドラッグストアに強盗を繰り返し、ドラッグに溺れる生活を送っていたが、仲間が麻薬中毒死したことで、更生しようとするが、彼の思うようにはいかなかったというドラマ作品。この作品で主演したマット・ディロンは、インディペンデント・スピリッツ賞で男優賞を受賞した。

 ジェームズ・フォーグルは、映画『ドラッグストア・カウボーイ』が公開されたときもワシントン州で服役。近年ではシアトルの薬局で従業員を縛った疑いと強盗で逮捕され服役していた。地元警察の間でも「彼は薬局強盗しか生きていくすべを知らないだろう」と言われていたらしい。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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