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木下恵介作品のオリジナル予告編がついに完成!手掛けたのは橋口亮輔×本木克英×原恵一の3監督!

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木下恵介監督作品のオリジナル予告編を製作した橋口亮輔監督、本木克英監督、原恵一監督(左から)
木下恵介監督作品のオリジナル予告編を製作した橋口亮輔監督、本木克英監督、原恵一監督(左から)

 『ぐるりのこと。』の橋口亮輔監督、『おかえり、はやぶさ』の本木克英監督、『カラフル』の原恵一監督という日本映画界をけん引する3人の監督が製作した木下恵介監督作品のデジタルリマスター版予告編がついに完成した。それぞれがお気に入りのシーンやせりふを選んで編集し直した完全オリジナルの予告編は、映画ファン必見の仕上がりになっている。

木下恵介オリジナル予告編集(『二十四の瞳』『カルメン故郷に帰る』『楢山節考』の全3種類)

 木下恵介生誕100年記念事業の一環として、木下作品の魅力をより多くの人々に伝えることを目的とした今回の企画。木下監督から多大な影響を受けたと語る橋口、本木、原の3監督が、ロケ地や木下監督の生誕の地である浜松を訪れて、木下作品への理解をより深くした上でオリジナル予告編の製作にあたった。

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 「日本という国 日本人の心というものは こんなにも美しいのです」という橋口監督のコメントから始まる『二十四の瞳』の予告編は、その言葉に違わぬ美しさ。本作のエッセンスを見事に抽出し、2分弱の映像ながら感動的な、一つの作品と呼べるものになっている。木下監督が描いた日本人の心の美しさのみならず、4Kスキャニング技術によりデジタルリマスター版となった映像の美しさにも心奪われること必至だ。

 このほか、『カルメン故郷に帰る』を手掛けた本木監督は、「日本で初めて カラー映画に挑戦したのは 『天才』と呼ばれた監督であった」、『楢山節考』を任された原監督は「若い頃に観て以来 常に木下映画が自分にとっての 最高の手本となりました 強烈な美意識で描かれた神聖な悲劇」とそれぞれが担当した作品へのコメントを予告編冒頭に添えている。

 『カルメン故郷に帰る』が、まもなく開幕する第69回ベネチア国際映画祭のクラシック部門に日本から唯一選出されるなど、生誕100年の記念の年に国際的にも再評価が進む木下監督作品。日本映画の将来を担う3監督がそんな木下監督の代表作をどのように編集してオリジナルの予告編に仕上げたのか、それぞれの監督の感性が色濃く反映された作品を見比べるのは、ぜいたくな楽しみといえるだろう。(編集部・市川遥)

ブルーレイ『二十四の瞳』は8月29日発売 4,935円(税込み)
ブルーレイ『カルメン故郷に帰る』は9月26日 4,935円(税込み)
ブルーレイ『楢山節考』は10月26日 4,935円(税込み)

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