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ハリウッド版『ゴジラ』映像がコミコンで突如上映!そのシルエットはオリジナルそのもの!?

コミコン2012

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突然の映像上映でファンを大興奮させた新鋭ギャレス・エドワーズ監督
突然の映像上映でファンを大興奮させた新鋭ギャレス・エドワーズ監督

 現地時間14日の午後、コミコン・インターナショナル会場で、ハリウッドで再び製作される『ゴジラ』の映像が何の告知も無しに発表され、意表を付かれたコミコンファンが集まる会場は、興奮の渦に包まれた。大抜てきとなった新鋭ギャレス・エドワーズ監督も登場し、ゴジラに対する意気込みを語りファンの期待をあおった。

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 予告編が上映されたのは、6,500人の観客が集まる、米サンディエゴのコミコン会場。米ワーナー・ブラザースによる新作発表とパネルディスカッションのあと、何の告知も無しに上映は始まった。

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 映し出されたのは、破壊されたどこかの都市。煙でよく見えないが、壊れた建物の一部やクレーターのような巨大な穴、その中に埋るぎざぎざな突起が確認できる。そんな中、静かに「あの出来事以来、世界が変わってしまった。叫ぶ人もいたけれど、ほとんどは静かだった……」とナレーションが。しばらくすると、あの懐かしい雄たけびが響き、高層ビルの間からかすかに、ぎざぎざの背中とゴジラのシルエットが浮かび上がる。ああ、ゴジラか! と認識した瞬間、スクリーンに「GODZILLA」のタイトルが広がり、会場に大歓声が響いた。

 『ゴジラ』復活の重大な任務に抜てきされたのは、イギリスのインディーズ作品『モンスターズ/地球外生命体』を手掛けたエドワーズ監督。監督を任せられたことに「その責任は十分承知している」とコメントし、「(ゴジラによるパニックが)実際に起きたらどうなるか、現実的に描きたい」と語った。また上映した予告編についても、「あっという間に終ってしまうものにこれだけ労力をかけたのは、童貞をなくしたとき以来だ」と話し、会場の笑いを誘った。

 1998年、ローランド・エメリッヒ監督の『GODZILLA ゴジラ』が「イグアナのよう」とファンの間で不評だっただけに、関心と不安が高まる本作。予告編を見る限りでは、その声もシルエットも、明らかに『ゴジラ』そのもの。前作『モンスターズ/地球外生命体』では現実的なタッチでモンスターの出現を描いたエドワーズ監督版の新たな『ゴジラ』に期待したい。(取材・文:こはたあつこ)

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