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差し替え対象となった『臨場 劇場版』約2分間の無差別通り魔シーン、WEB限定でノーカット公開

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衝撃のシーンがどういったラストにつながるのか必見です
衝撃のシーンがどういったラストにつながるのか必見です - (C) 2012 「臨場 劇場版」製作委員会

 現在公開中の映画『臨場 劇場版』の冒頭で繰り広げられる約2分間の無差別通り魔事件シーンが、WEB限定でノーカット公開された。先月10日に起きた大阪ミナミでの通り魔殺人事件を受け、テレビスポットからカットされてしまったといういわく付きのシーンの全貌が明らかになった。

映画『臨場 劇場版』冒頭の衝撃シーン(ノーカット)

 今回公開されたのは、暴走バスが人々でにぎわう広場へ突如として突っ込み、平穏な日常を悪夢へとたたき落とす冒頭のシーン。暴走バスから飛び出した柄本佑ふんする青年が、ナイフを手に狂ったように駆け回り、おびえ逃げまどう人々を切りつけていく……。

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 同シーンの撮影は今年1月、宇都宮中心部のオリオン広場にて総勢300名ものエキストラ参加のもと4日間かけて行われた。柄本の怪演は言わずもがな、冷たいコンクリート血の海に3時間も横たわっていたという前田希美の体を張った演技にも注目だ。

 映画本編ではその後、精神鑑定で心神喪失とされた犯人が刑法39条により無罪となる不条理、そして大切な家族を奪われた遺族たちの悲しみが描かれる。愛する者を突然に奪われるという悲しみの深さや不条理性を際立たせるため、この冒頭シーンはあえて凄惨で迫真的な描写がなされているという。

 それだけに、内野聖陽演じる検視官・倉石が傷ついた人々の心を救うために全身全霊を傾けて奔走する物語は胸に迫るものがある。この衝撃の事件がどういう結末を迎えるのか、倉石は絶望の淵に立たされた人々に救済の光を見せることができるのか、劇場で確認したい。(編集部・市川遥)

映画『臨場 劇場版』は公開中

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