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トム・クルーズ主演『ヴァン・ヘルシング』リブート作の方向性が明らかに

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『ヴァン・ヘルシング』リブート作に主演するトム・クルーズ
『ヴァン・ヘルシング』リブート作に主演するトム・クルーズ - Andrew H. Walker / Getty Images

 トム・クルーズが主演ということで話題になっている映画『ヴァン・ヘルシング』リブート作の方向性が、indiewire.comによって明らかになった。

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 これは脚本家を務めるアレックス・カーツマンとのインタビューで明らかになったもので、今回の『ヴァン・ヘルシング』リブート作はクリストファー・ノーランが映画『ダークナイト』でバットマンの世界を一変させた方法を踏襲したいとのこと。

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 アレックス・カーツマンは次のように話している。
「また企画の初期の段階だからあまり話せることはないが、アンソニー・ホプキンスが演じた(ブラム・ストーカーの原作を忠実に再現した)映画『ドラキュラ』(1992)ではヴァン・ヘルシングは一種のパロディーだし、またヒュー・ジャックマンが演じたヴァン・ヘルシングはそれともまた別の次元にある。そういうタイプの映画はたくさん作られているだろう。そこへ『ダークナイト』が登場した。あれはこういうジャンルの映画製作の方向性を変えるターニング・ポイント的映画で、スーパーヒーローがいかに描かれるべきかを示している。それは現実性ということなんだ。かといってファンタジーの要素を犠牲にしようとは思っていない。わたしたちは映画『スター・トレック』でも『ダークナイト』に刺激を受けている部分があるし、現実味を持たせることをやりたい。それが、わたしたちが『ヴァン・ヘルシング』(のリブート作)でやりたいことなんだ」。

 このインタビューを聞くといかにクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』がスーパーヒーローのジャンルにとってエポックメイキング的だったかを改めて思い知らされる。肉体を酷使するのを惜しまないトム・クルーズを主役に得て、この作品は楽しみになってきた。(後藤ゆかり)

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