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真木よう子を落としたあのテクニックは実在した!日本のCIA、外事警察に出会った男たちが述懐!

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左から岩倉達哉、訓覇圭、堀切園健太郎監督
左から岩倉達哉、訓覇圭、堀切園健太郎監督

 16日、銀座の東映本社で映画『外事警察 その男に騙されるな』トークショーが行われ、プロデューサーの訓覇圭岩倉達哉、そして堀切園健太郎監督が、日本のCIAと呼ばれる外事警察の裏話を披露した。

映画『外事警察 その男に騙されるな』写真ギャラリー

 外事警察という本作の題材について訓覇は「『24 TWENTY FOUR』のような海外ドラマのようなことができないかと思って始めたんですが、これが地獄の始まりだった」と述懐。「関係者から取材したことは自分たちの身が危なくならない限りは忠実に脚本に反映させた」と堀切園監督が語る通り、リアリズムを追求したという本作では、関係者に話を聞くのも一筋縄では行かなかったという。

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 堀切園監督は「まず公の場で会えない。例えば喫茶店で会うにしても、周りから見えない個室を取ってほしいと。それと出迎え見送りは一切やめてくれと言われた」。訓覇は「皆さん、偽名なんです。たとえば場所ごとに名前を決めているらしくて、たとえば品川ではこの名前といった具合に。名前を間違えると致命傷なので、なかなかスリリングなんですよ」と付け加えた。

 そんな調査を経て完成した本作に描かれる物語について、実際にあることだと語る堀切園監督は「真木よう子さん演じる協力者を落とすくだりは、実際にマニュアルがあるんですよ。最初は偶然をよそおって接近し、戸籍から、子どものころのくせ、初恋など協力者について徹底的に調べ上げて、段階を経て近づいていくんだそうです。そういう話を聞くたびに僕らも怖くなっていくんですよ」と解説。

 映画を制作する上で、外事警察について知りすぎてしまったがために、関係者から「今日から帰りの電車は、(背後から突き落とされないように)ホームの内側を歩いてくださいと」と言われたと語った訓覇と、「ここでしゃべりすぎると帰りが怖い」と語った堀切園監督。とても映画制作の話とは思えない三人が語る衝撃の撮影秘話に、この日の観客は興味深く耳を傾けていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『外事警察 その男に騙されるな』は6月2日より全国公開

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