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中村蒼&長谷川京子、故つかこうへいさんの代表作「熱海殺人事件」に出演!

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舞台「『熱海殺人事件』NEXT~くわえ煙草伝兵衛捜査日誌~」チラシビジュアル
舞台「『熱海殺人事件』NEXT~くわえ煙草伝兵衛捜査日誌~」チラシビジュアル

 2010年に亡くなった、つかこうへいさんの代表作が「『熱海殺人事件』NEXT~くわえ煙草伝兵衛捜査日誌~」として今年4月に上演され、中村蒼長谷川京子が出演することが明らかになった。同舞台は、これまでに阿部寛をはじめ、多くの俳優が挑戦してきた作品だ。

 1973年に発表された「熱海殺人事件」は、以降何度も再演され、1986年には仲代達矢主演で映画化もされた、つかさんの代表作。2010年につかさんが亡くなった後、2011年に「紀伊國屋つかこうへい復活祭」と銘打って上演された際には前売りチケットが30分で完売。連日当日券を求める長蛇の列ができるなど、大きな話題になった。

 つかさんの遺志により、毎年キャスト・スタッフを変えながら上演し続ける予定だという本作。2012年版には、中村蒼ほか、山崎銀之丞、長谷川京子、武田義晴が出演する。中村を除く3人は昨年の公演にも出演しており、今年はいったいどんな舞台を見せてくれるのか、楽しみにしているファンも多いはずだ。

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 存命中から、つかさんの舞台は公演期間中にもたびたび変更が加えられていたことは有名。「熱海殺人事件」に至っては、ストーリーや設定はもちろん、タイトルも変えられ、さまざまなバージョンが存在する。

 テレビドラマや映画とは異なり、同じものを二度と観られないのが演劇の醍醐味(だいごみ)とはよく言われるところであり、「熱海殺人事件」はその極北を行く作品といえるかもしれない。つかさんの功績を未来に伝えるためにも、10年、20年後も再演してほしい演目の一つだ。(編集部・福田麗)

「『熱海殺人事件』NEXT~くわえ煙草伝兵衛捜査日誌~」は4月6日~15日まで東京・紀伊國屋ホールにて上演 ほか地方公演あり

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