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渡辺謙と石原慎太郎都知事の対談が実現!渡辺は白血病を経て感じた思いも吐露

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渡辺謙×石原慎太郎都知事対談!!
渡辺謙×石原慎太郎都知事対談!!

 10日、東京都庁にて、俳優・渡辺謙石原慎太郎東京都知事の対談が実現した。今回の対談は、11日に公開された映画『はやぶさ 遥かなる帰還』で、プロジェクトマネージャー、主演を務めた渡辺が、本作を石原都知事にも観ていただきたいという思いで自ら手紙を書いたことで、実現したという。

映画『はやぶさ 遥かなる帰還』写真ギャラリー

 「(石原)良純くんと同じ世代なので、それはそれはもう怖いお父さんというか、へたなことを言ったら『何を言っているんだ君は!』みたいな感じで怒鳴られそうな気もしていた」と手紙を書いたのも、「当たって砕けろ精神だった」ことを明かす渡辺に、「そんなことはない。僕はあなたのファンなんだから」と言う石原都知事。対談では、遺族による年金搾取問題、都市への人口の集中、自我の衰弱など現代日本が抱える問題が議題に上がり、政界、芸能界で活躍する二人が、それぞれの立場からできることを話し合った。

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 石原が、渡辺が出演した映画『明日の記憶』について「あれは実感があった」と語ると、渡辺は1989年に発症した白血病を経て感じた思いを告白。「僕がかかった病気もすごくドラマにしやすい。薄幸で早く死ぬみたいな。でも、そういう描き方を一番されたくなかったんです。だから、自分がやるからには、その病気をかかわる人たちに、絶対に嫌な思いはさせたくないんです」と語る一幕もあった。

 対談終了後、「俳優バカっていうのもいるが、僕は渡辺さんは本当にインテレクチュアル(知識人、有識者、文化人などの意)だと思いました。これからもずっとあなたのファンでいたいと思います」と語った石原都知事。自身が書いた小説の中では、「刀鋼」を渡辺に演じてほしいと語り、「プロデューサーさん、お願いします」。対談からは、“渡辺謙主演映画『刀鋼』は実現する。”そう確信してしまうほど、お互いを尊敬し合い、たたえ合う二人の様子が伝わってきた。

 『はやぶさ 遥かなる帰還』は、2010年6月、小惑星「イトカワ」から微粒子を持ち帰るという偉業を成し遂げた小惑星探査機「はやぶさ」に携わった研究者たちの姿を描いた作品。対談中、渡辺の出演作も、歯に衣着せず、批評した石原都知事が「手に汗握るサスペンスドラマだった」「胸に深く突き刺さった。感動した」「国の力、民族の力は、技術力。僕が常に言っていることを証明してくれた」と何度も本作をほめていたのが印象的だった。(編集部・島村幸恵)

映画『はやぶさ 遥かなる帰還』は全国公開中

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